サーバリックスは、HPV 16型および18型のL1タンパクを抗原としています。
サーバリックスは、子宮頸癌発症リスクの高いHPV 16および18のL1タンパクのみからできたウイルス様粒子(VLP:virus-like particle)を抗原としています。L1タンパクは、 HPVの殻(カプシド)の主な成分で、強い免疫原性を持ちます。VLPにはHPVの遺伝物質が含まれていないため、感染性はありません。
●図:HPVとVLPの違い
Stanley M:Vaccine 24(supple 1):S16-S22, 2006
サーバリックスには、グラクソ・スミスクラインが独自に開発した、長期間にわたり強力な免疫応答を維持させる、AS04アジュバントが含まれています。
●図:サーバリックスの成分
- MPL:
- モノホスホリルリピッドA。グラム陰性菌の外膜の成分を無毒化したもので、抗原に対する免疫応答を増強します。
●図:サーバリックスの働き
Seya T et al.:Evid Based Complement Alternat Med 3(1):31-38, 2006
Pulendran B et al.:Cell 124(4):849-863, 2006
Janeway C et al.:Immunobiology 6th ed. “The immune system in health and disease.” Garlang Publishing, 2004より作図
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