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小売り自由化 7兆円超える電力市場が開放へ6月11日 11時33分
経済産業省は電力小売りの全面自由化によって、8400万件余りの顧客およそ7兆5000億円の市場が開放されるとしています。この市場を狙って通信会社や商社など業種を越えた新規参入が活発になり、顧客獲得に向けた競争が激しくなることが見込まれています。
このうち大手通信会社ソフトバンクは、再生可能エネルギーによる発電事業を手がける子会社を3年前に設立し、大規模な太陽光発電施設などの建設を進め、すでに自由化されている企業向けの電力販売を予定しているほか、今後、家庭向けの電力販売にも参入することを検討しています。
ソフトバンクグループで発電事業を行っている「SBエナジー」の藤井宏明副社長は「小売り全面自由化で多くのお客様が電力を選ぶ時代になると思う。ソフトバンクの携帯電話を使っている顧客を含め、再生可能エネルギーを多く含んだ電力をお届けしたい」と話しています。
また▽大手商社の丸紅は発電所を運営する企業を買収したほか▽都市ガス大手の東京ガスもことし4月、電力販売の専門部署を新設するなど、電力小売りの全面自由化を見据えて動きだしています。
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