| 商号 | 株式会社エアフロント | 
| 英文表記 | AIRFRONT, Inc. | 
| 本店所在地 | 〒158-0096 東京都世田谷区玉川台2-2-1 ヤマウラビル2階  | 
| 電話番号(代) | 03-5491-4501 | 
| FAX番号 | 03-5491-4502 | 
| 設立 | 1994年12月22日 | 
| 資本金 | 23,500,000円 | 
| 役員等 | 代表取締役 飯塚 豊 | 
| 顧問弁護士 | 虎ノ門南法律事務所 | 
| 認定 | 東京都中小企業創造的事業活動法企業 | 
| 会員 | 東京商工会議所 | 
| 業務内容 | ソフトウェア開発、サーバ構築 | 
企業理念
私たちは、技術者集団です。コンピュータを使って、人と人をつなぐ便利なソフトウェアを作ることを得意としています。でも、専門家だからといって、高飛車ではいけないと考えています。使っていて心地よい、または嬉しい、便利だと感じられるソフトウェアを、ユーザー視点に立って開発することを心がけています。オリジナル製品の開発と同時に、多くのクライアント企業様の受託開発を手がけて来ました。また、長年の経験から、コンサルティングやシステムデザインも手がけています。
株式会社エアフロントの歴史は、創業者の飯塚豊がインターネットへ参加をした1987年にさかのぼります。当時、大学の大型計算機センターの一室で、外の世界に接続されたコンピュータに触れて、そのネットの世界の可能性を感じた瞬間からスタートしました。それ以来、人と人とをつなぐツールとしてのソフトウェアを、パソコン、サーバー、スマートフォン、タブレットと、形は違えど同じコンセプトで開発をし続けてきました。
時代は変われど、技術の中心には、人がいるべきだと考えています。建築家フランク・ロイド・ライトが、1脚の椅子を中心とし、その椅子を取り囲む家を設計したのと同じように、人を中心とし、人と人とを結ぶソフトウェアを開発しています。
業務内容
- Android 向けアプリ開発
 - iPhone/iPad 向けアプリ開発
 - Windows 向けソフトウェア開発
 - サーバ・クラウド開発
 - ソフトウェア受託開発
 - システム設計・構築
 - インターネットサービス運営
 - ITコンサルティング
 - テクニカルライティング、翻訳
 
主な取引先
NTTレゾナント株式会社、NTTコミュニケーションズ株式会社、東日本電信電話株式会社、西日本電信電話株式会社、NTTソフトウェア株式会社、NTTアイティ株式会社、エヌ・ティ・ティ番号情報株式会社、独立行政法人 情報処理推進機構、イイガ株式会社、株式会社三菱総合研究所、ニフティ株式会社、株式会社ビジネス ブレークスルー、株式会社ディジティ・ミニミ、ソネットエンタテインメント株式会社、株式会社インターネットレボリューション( コナミ株式会社 )、エフツウ株式会社、株式会社ピーシーデポコーポレーション、株式会社技術評論社
代表者略歴
飯塚豊(いいづかゆたか) 1965年神奈川県生まれ。パソコン通信用ソフトウェア Program of the air、ニフティサーブ用ソフトウェア AirCraft などの開発者。東京大学理学部物理学科卒業(素粒子物理学および情報科学専攻)。ノーベル物理学賞を受賞した小柴昌俊先生のグループで日本のインターネットの父と呼ばれる釜江常好先生、後の文部大臣 有馬朗人先生、TRONプロジェクトの坂村健先生から直接指導を受け、素粒子物理学と情報科学を専攻。1987年に現在のインターネットの前身であるJUNETおよびUSENETに参加。在学中よりフリーソフトウェア開発のかたわら、技術翻訳、テクニカルライター、編集、プログラマなどのアルバイトをし、1992年に個人事業として前身スーパーストリングを起業。
主な受賞歴
- 1992年 フリーソフトウェア大賞マスターネット賞受賞 「J-Mac98」
財団法人インターネット協会 - 1993年 フリーソフトウェア大賞通信部門賞受賞 「Program of the air」
財団法人インターネット協会 - 2001年 天才/スーパークリエータ認定
経済産業省, 独立行政法人情報処理推進機構 - 2002年 天才/スーパープログラマ認定
経済産業省, 独立行政法人情報処理推進機構 - 2011年 節電スマートフォンアプリ大賞 「電力の使用状況ウィジェット」(会社として)
経済産業省, 資源エネルギー庁 
エアフロントの歩み
1989年頃~
代表取締役 飯塚豊が東京大学在学中に、コンピュータソフトウエアの企画・開発、テクニカルライティング、翻訳などの事業を始める。オンラインにて通信言語”CUE”や、通信オペレーティングシステム “Program of the air” 、正規表現ライブラリなどを無償で公開。”CUE” がインタープリタ型言語である一方、”Program of the air” はC言語にオブジェクト指向の文法を追加したAir C Compilerと、Air Virtual Machine (AirVM) と呼ばれる仮想機械からなる通信環境で、その上で動作するアプリが統合型通信環境を実現した。PC-9801, DOS/V, 一部の UNIX で動作。VMはJavaの登場する5年前だった。また、1989年のCUE&MYRESや1990年の “air craft” は、日本における通信の自動化とブラウザによる通信環境の先行事例となり、その後多くのソフトがオートパイロット環境を開発するきっかけとなる。air craftは雑誌で紹介された他、フリーソフトウエア大賞などの賞を受賞。
1993年頃~
上記業務の他、コンサルティング業務も始める。この頃、米Apple Incとのコラボレーションで株式会社バンダイが発売した世界初の家庭用インターネット端末 “ピピンアットマーク” の企画に携わる。また、アニメーション “パトレイバー” のCD-ROMの設計・開発を担当(”PATLABOR DIGITAL LIBRARY”)。このCD-ROMにおいて当時画期的なハイパーリンクシステムとネットワーク編集環境を開発し、ハイパーリンクの祖といわれるテッド・ネルソン氏よりコンタクトを受け、高く評価される。後に、ダグラス・エンゲルパート氏との親交も生まれる。
The achievements of Super String Corp. are both technically and aesthetically impressive, a fine combination of science and art. — Ted Nelson.
1994年12月
同事業を法人化し、有限会社スーパーストリングを設立。
1995年
東芝の依頼で DVD 規格策定プロジェクトに参加。リモコンのユーザインタフェースの統一を訴え、また動画メニューを提案。
1996年頃
Macintosh版ハイパーメディアデータベースソフト”HYPER LINK MODELER”を開発。黒川文雄氏のF2株式会社よりパッケージ販売。
1997年頃
Windows版 NIFRY SERVE統合型通信環境 “AirCraft” の本格的開発・販売を開始。後に、ユーザ数10万人を超える。
1999年頃
企業からの受託業務等をこなし、”AirCraft” のバージョンアップ版開発を続けながら、”AirWeb” の試作開発を開始。”AirWeb” は、AirVMを中核としたインターネットの自動化環境。
2000年
代表の飯塚が、通産省・IPAが主催する “未踏ソフトウェア創造事業” に応募。AirWebプロジェクトの採択が決まり、事業化がスタートする。
2001年
未踏ソフトウェア創造事業採択者56名の中でさらに評価が行われ、飯塚豊は12名の”天才/スーパークリエイタ” の1人と認定される。
自己増資して株式会社とし、スタッフの増員、新事務所への移転、株式会社エアフロント”へ社名変更。スタートアップ時には、竹中直純氏に多大な協力をいただく。
2002年
AirWeb の技術をカスタマイズした OEM である AirCampus を大前研一氏の株式会社ビジネス・ブレークスルー様向けに開発。
2002年~
AirWeb の中核となる AirVM 技術を採用した NTT レゾナント様向けの goo スティックを開発。以降、AirVM を活用したソリューションを多数発表。とともに、情報の配信技術(プッシュ配信、クライアントプル、HTML解析、パーソナライズ、検索)などを中心に、多数のソフトウェアをサーバ・クライアントを問わず開発。Internet Explorer用ツールバーは他社向けにも開発を行い、のべダウンロード数1000万件を突破する。
2004年~
Windows用のインスタントメッセンジャー、生体認証システム、ウィルス対策ソフト導入システム、ログ解析システムなどを受託開発。
2010年
Android 用アプリ開発を開始、リリース。
2011年
震災をきっかけとしてAndroid用アプリ「電力の使用状況ウィジェット」を開発。節電スマートフォンアプリ大賞にて、経済産業省 資源エネルギー庁長官より表彰される。
Androidの自社オリジナルアプリの有効ダウンロード数の総計が、200万件を越える。