どうやったらお金が出ていかないのか。
どうやったらお金が貯まるのか。
少しでも安い物を買おうと思って、バーゲンに並んだり、楽天スーパーセールに目を光らせたり、割引の文字が大好きなあなた!
そう!そこのあなた!・・・じゃない。
ほかでもない
わたしですよ。
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わたしの母は聡明ですが、生まれも貧乏、結婚生活でも貧乏を余儀なくされていた、由緒正しい貧乏(清貧ってやつ?)です。その母の名言を授けましょう。
一番安いのは、買わないこと
残念なことに、これは我が家の家訓になれませんでした。
物欲大魔王に支配されてしまいましたからね。
母は
どうしても必要なものなら買う。
そうでなければ買わない。
そういう母でした。
つまり買った物は全力で使い回し、消費する。
それがわたしの母。
過去形で言いましたが、母は元気に存命です。「死ぬ死ぬ」詐欺歴、何十年です。
最近は買う前に自分に聞いています。
それは本当に必要?
それは今必要?
買わなくてもいいものじゃない?
買わなきゃタダだよ。
少し反省しているわたしは、我が家にある消費期限切れのものも(胃袋に)処分し始めています。
うっかり忘れられて残っていた素麺を発掘。
開けちゃったコンビーフ。
ええ、少しマシになったと思っています。
服も「1枚買う前に3枚捨てる」ということにしています。
大人の階段のぼり、突然似合わなくなるファッション - おうつしかえ
着られない服がどっさりありますからね。
引き出しの中やクローゼットの中を見ると、買ったのはいいけれど、食べないもの、使わない調味料、着ない服、使わないスカーフが我が家にはあふれていました。
これ、全て買わなかったとしたら・・・・
ああ、計算したくないっ!!!
そんなわたしにピッタリのおバカ小説。
買い物中毒のレベッカ。クレジットカードの残高も超えて、借り越しも限度額いっぱい。
節約をしよう。
お金を使うのをやめよう。
と思ったレベッカは「あなたのお金の管理法」という本を購入。その通りにやってみようと思うのですが、思った直後にもう「自分にご褒美」が始まります。
クラランスの化粧品を2点購入することでもらえる、無料のビューティーバッグ(化粧品がドッサリ入っている)が欲しいために、必要もない化粧品を購入。
- いま自分に必要かどうか判断できない
- 自分にいいわけをしながら買う
- 買った後、使うわけではない
これ、もう依存症ですね。
以前のわたしでしたね~
読んでいて、レベッカのあまりのダメさに(自分を投影して)気持ちが悪くなってくるのですが、この本の楽しいのは、
- ブランド名が実名で出てくること。
- 自分のほうがましだと思えること。
- 恋愛に関してはレベッカは真面目。
というあたりです(女子向けだなー)。
映画にもなりました。
ソフィーキンセラの本は、レベッカの続巻はもちろん、他の本も読んでみましたが、主人公はどれもダメ女で、そこから頑張るという、映画化にピッタリの本です。洋服やインテリアなどは常に流行を追っています。
わたしの最近のお気に入りはこれ。
料理や家事全般はまったくできないけど、仕事ではバリバリの弁護士をやっているサマンサ。ミスをして、職場を放棄して電車に飛び乗りついた先で家政婦として働くことに。ーという話。
ソフィーキンセラのお話の主人公は、たいてい逃げ出します(笑)ダメ女、ダメ人間全開です。でも、そこから少しずつ頑張ります。まわりの人の手を借りながら。
まわりの人の手を借りられる、っていうのもある意味才能だと思うんですけどね。
頭を使わずに、どきどきハラハラしながら、ちょいとロマンチックな気分になれる本。梅雨のジメジメ時におすすめです。
これからはわたしも、母の
「買わないことが一番安い」
「買わなきゃタダ」
を肝に銘じて生きいていきたいと思います。
今日はここまで~