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　奈良県内の女性（８０）にストーカー行為をしたとして、奈良県警は１０日、和歌山県橋本市の無職の男（８５）をストーカー規制法違反などの疑いで逮捕し、発表した。「会いたかった」と容疑を認めているという。

　吉野署によると、男は昨年１１月、複数回にわたり、一人暮らしの女性宅の留守番電話に「家の前で待ってるぞ」などと録音を残し、会うことを要求したほか、今年５月２日に女性宅の敷地内に侵入した疑いがある。女性は男が頻繁に押しかけてくることから地元署に被害を相談。署は昨年１０月には口頭で、今年１月には文書で警告していた。

　男の妻が数年前、奈良県内の病院に入院していた際、女性と同室だった。妻は昨年亡くなったという。