2014年6月11日08時13分
岐阜市の歓楽街「金津園」にある風俗店約40店が、名古屋国税局から総額約15億円の所得隠しを指摘されていたことがわかった。裏帳簿をつくったり、売り上げの集計を改ざんしたりするなどの仮装隠蔽(いんぺい)が裏付けられたという。追徴課税は重加算税を含め計数億円とみられる。
金津園はJR岐阜駅近くの一角にあり、風俗店約60店が密集する全国屈指の歓楽街。単独経営の店もあるが、数店舗ずつが集まったいくつかのグループがあり、国税局は2010年から4年間かけて、グループの店を中心に調査していた。
関係者によると、風俗店は、女性従業員のサービス料を実際より安くするなどして売り上げを少なくしたほか、女性従業員からタオル代などの名目で集めた雑費や、無断欠勤・遅刻などで徴収した罰金を売り上げに計上せず、こうした所得を隠していたとされる。
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朝日新聞社会部
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