京都・亀岡のスタジアム計画、国補助1億円内定
京都府亀岡市の栗山正隆市長は10日、府の球技専用スタジアムの用地買収で、国から本年度1億円の国庫補助の交付内定を受けたことを明らかにした。市は買収費用約14億円の3分の1を国庫補助でまかなう方針で、今後3~5年にわたって毎年1億円前後の補助を見込む。
同日再開した市議会6月定例会の個人質問に答えた。
市は特別会計を新設し、起債で用地を一括購入する方針。購入後、数年かけて国庫補助を活用しながら一般会計で買い戻す。
市は7月中を目標に、予定地を含む都市公園「京都・亀岡保津川公園」の事業認可を終えた後、地権者との売買契約に入るという。栗山市長は「昨年から要望していた補助金を得られるめどが立った。府の建設スケジュールに支障が出ないよう一刻も早く買収を完了させたい」と話した。
また市は、5月に市役所で地域福祉課職員が男に刃物で切り付けられた事件を受け、対策を明らかにした。同課を含む1階の全部署に計11本のさすまたを配備し、男が侵入したカウンター間の通路に扉(幅約60センチ)を計9枚設置する。
【 2014年06月11日 10時27分 】