本連載は、酒井穣著、書籍『君を成長させる言葉』(日本実業出版社刊)から一部抜粋・編集しています。
わたしたちはだれでも、自分の深い部分に触れられると拒絶してしまいがちです。人生の先輩である賢人たちの言葉には、そのように拒絶したくなるものも多いことでしょう。しかし、そのような言葉からポジティブな「何か」を感じ取り、それを実行に移す素直さが人の成長を促します。
一生かかっても読みきれない量の賢人たちの言葉の中から、著者が後輩たちのため、また著者の娘のためにチョイスした「君を成長させる言葉」とそれに対するコメントを紹介していきます。
もっと若いときに世に出たかった。
ただし遅く出てきた人というのは、いきなりはダメにならない。
舞台装置の仕事をしたことも、映画のシナリオを書いたこともある。
「こんなことしてていいのか」と思っていたことが、今、みんな役に立ってる。
無駄なことは1つもないですね。
漫画家/やなせたかし(『読売新聞』2009年9月4日付)
「こんなことをしてていいのか」っていう気持ち、誰もが持ってるよね。
でも、そういう焦りみたいな感覚って、いくら積み上げても自分のプラスにはならないんだ。
決めて、行動して、その結果に責任を取っていくことでしか、自分の人生は変わらない。
それも、本当に少しずつしか変わらないんだ。
白馬の王子様なんてこないし、誰かが君を抜擢してくれるなんてことも期待できない。
生き方の態度の問題として、宝くじなんて買っちゃいけない。
結局、自分で切り開くしか、ないんだよ。
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