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事件
出会い系サイトの収入など3億円脱税 ネット関連業者ら告発 東京国税局
2014.6.10 12:16
出会い系サイトの共同運営で得た収入や、企業の脱税に協力して得た手数料を申告しなかったなどとして、東京国税局が法人税法違反罪や所得税法違反罪で、インターネット関連会社2社と代表者ら3人を東京地検に刑事告発していたことが10日、関係者への取材で分かった。脱税総額は計約3億円に上る。
告発されたのは「グラシアス」=東京都調布市、解散=と菊池智憲元代表(38)、「WIZARD(ウィザード)」=東京都港区=と勝又大樹代表(28)、「イデアリンクス」(東京都新宿区)の山田友幸代表(47)。菊池元代表と勝又代表は弁護人を通じ「誠に申し訳なく思っており、すでに修正申告し納税した」とコメントした。山田代表は取材に応じていない。
関係者によると、菊池元代表は平成22、23年、出会い系サイトやネット広告代理業などで得た所得約6億2千万円を一切申告せず、所得税約1億8千万円を脱税。グラシアスは23年3月期までの2年間、WIZARDは23年9月期に、それぞれ法人税約6千万円、約3400万円を脱税したとしている。
脱税は山田代表が保有する実態のない法人に架空業務を発注する手口で行われた。山田代表は計10以上の架空法人を保有、24年までの3年間で菊池元代表らから得た脱税の手数料収入約3千万円を申告していなかったという。隠した所得はいずれもクラブでの飲食費などに充てられていた。
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