蔵番の冷蔵保存は一般の冷蔵・冷凍保存とは違い、0℃から-5℃の温度帯でも水分子がスピンを起こすことによって食材を凍らせることがありません。食材の旨みを引き出し、冷蔵よりも長期間の保存が可能なのに多くの解凍時間を必要としない画期的な保存方法です。(※設定温度は食材ごとに異なります。)
それは非熱エネルギーを食品に与えることにより、今まで相反する効果と言われていた、「鮮度」と「熟成」の両立に成功したためです。細胞内で酵素活性による、タンパクからアミノ酸への分解により旨みが増加したと考えられています。また、プラズマオゾン装置と電磁場効果によるオゾンの発生で、細菌の増殖が抑えられ、且つ殺菌効果が認められました。
旨味成分といわれるアミノ酸の種類は100以上あり、通常の豚肉と蔵番(KuraBan)で熟成した豚肉とを比較し、代表的なアミノ酸群の含有量を検証すると、基礎代謝量を増加させるアルギニン、人間の体内で合成できない必須アミノ酸のロイシンや脂肪燃焼を助けるアラニン、旨味成分として有名なグルタミン酸などの増加が特に目立ちます。
蔵番(KuraBan)の鮮度保持効果は、これまで様々な食材で驚異的な威力を発揮しています。例えば、ライフサイクルが短くて、仕方なく冷凍保存していた食材も、蔵番なら長期冷蔵保存が可能。解凍する工程も省け、傷みやすい生鮮食材保管に最適です。
もともと解凍装置として開発された蔵番(KuraBan)。比熱エネルギーと温度コントロールで解凍時におこる細胞の破壊、ドリップを抑え、食材を高品質に保ったまま解凍します。また解凍時に、凍結品の中心と表面部分がほぼ同じ速度で解凍させる現象が確認されています。
当社は『蔵番』の技術開発元マーズカンパニー社から公式に認定された正規販売代理店です。