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　９日に愛知県の大村秀章知事の定例記者会見がありました。主なやりとりは次の通りです。

　（冒頭）桂宮宜仁親王殿下の突然の薨去（こうきょ）の報に接し、大変驚いております。一昨年６月に寛仁親王殿下が薨去され、悲しみが癒える間もない中での、この度の訃報には非常に心が痛みます。

　桂宮宜仁親王殿下におかれましては、平成１７年に本県で開催された日本漆工協会漆苗木植樹祭ご臨席にあわせ、愛知万博にご来場いただきました。車いすでのご公務でしたが、多くのパビリオンを精力的にご視察されました。そのお姿から、大きな力と勇気を与えていただきました。

　愛知県民を代表し、謹んで哀悼の意を表しますとともに、心からご冥福をお祈り申し上げます。

　１０日から当分の間、（県庁の）本庁舎正面玄関に追悼の記帳所を設置したいと思います。受付は午前９時から午後５時。土日は本庁舎南玄関で受け付けます。弔旗の掲揚期間は６月８日から１２日まで、本庁舎や地方機関で掲げます。

　名古屋高速道路では、料金収受を迅速に行う必要があることなどの理由から、これまで均一料金制度としてきました。

　近年、ＥＴＣの整備が進み、利用率が９０％を超えてまいりました。公社では昨年の全線開通を契機として、利用に応じた料金制度を検討しておりますが、長距離の利用が減り、短距離の利用が増え、収入が減ることが予想されます。

　こうした減収が公社経営に与える影響を把握するため、普通車で名古屋第二環状道から１区間目の２００円割引はすでに実施しておりますので、新たに２区間目を１００円割引とする社会実験を、７月１日から１年間の予定で開始します。

　――地方の教育行政制度を変える法改正が今週中に成立しそうです。首長の権限が強まる一方で教育委員会も残り、責任があいまいになるとの声もあります。愛知県ではどう対応されますか。

　教育は選挙で選ばれた首長が責任を持つべきだと申し上げてきた。県というより市町村を念頭に置いてですけどね。特に小中の初等中等教育においては、それぞれの地域で選挙で選ばれた首長さんが責任を持ってやっていったほうがいい。

　ですから、今回の改正で知事や市長に責任を持っていくことは正しい方向ではないか。教育の大枠の目標は選挙で選ばれた首長が提示し、そうは言っても我々が全部学校現場まで目を通して対応できません。むしろ大事なのは、現場がうまくまわるかどうかです。

　現場の先生方がより頑張れる環境整備をどれだけできるかなので、教育委員会が現場の意見、親御さんの意見、子どもたちの考え方をふまえ、より専門的な観点から実際の教育を行っていく。きちっと役割分担しながらやっていく方向がいいんじゃないか。

　今回の法改正はそういう方向ではないか。受け止めてしっかりと取り組んでいくということかなと思っています。

　愛知県は２年前から私のもとで教育懇談会もやっていますし、様々な事案が起きた場合でも知事部局でも相当コミットしております。今度の法改正で、愛知県の教育委員会なり教育の制度は基本的にはあまり変わらないと思います。

　（県内出身の）私は子どもの頃から、式典でも当然ね、日の丸は掲揚し、君が代もずっと歌ってきましたし、何の不思議さもない。昔からそうだし、これからもそうだということなので、そうい方向でうまくやっていただけるのではないかと思っています。

　（冒頭発言の追加で）愛知県の子育て支援減税手当の手続きが順調に進んでいます。早いところは６月から市町村の窓口で受付が始まっている。６月は名古屋市始め１４市町村、７月は３１市町村、８月は９市町村で５４市町村すべてで申請受付が始まる。

　６月４日に厚生労働省が人口動態統計を発表しました。昨年も自然増となった県は４つ。愛知、沖縄、神奈川、滋賀で、自然増減率は沖縄に次いで愛知が第２位。引き続き子育て支援、福祉、教育をしっかりやっていきたい。

　――子育て支援減税手当がどう活用されると期待していますか。

　４月から消費税も上がったということで、ご家庭に対する支援、給付が必要だということです。愛知県は児童手当を受給している方々、子育て世代にピンポイントでお渡ししようということで提案し、議決をいただいた。こういった形で順調に進んでいるのは大変ありがたい。

　（冒頭発言の追加で）この前の土曜日に大事な総選挙がありました。ＡＫＢの総選挙。私も（午後）８時半ぐらいに帰ってきて一生懸命見ていました。今年もＳＫＥが大躍進したので、わがことのように喜んでおります。

　特にＥＳＤ（名古屋市で１１月に開かれる「持続可能な開発のための教育」ユネスコ世界会議）をＰＲする選抜７人メンバーが上位で非常にうれしい。愛知も元気になるので今後も頑張ってもらいたい。ＥＳＤの盛り上げにも相当役に立つのではないか。