どうやら「田舎暮らし」志向は静かなムーブメントになりつつある?!
2014年 06月 10日
どうやら最近は、田舎暮らし志向の人が増えてきているらしい。
もっとも、これは今にはじまったものではないだろう。以前からその手の雑誌も出ていて、そういったニーズを事業化している不動産や建築畑の広告も、よく見かけたものだが、どうも昨今は情勢が少しずつ変化して、若い人の注目度も高まってきているようだ。
日刊ゲンダイweb でもこんな記事で取り上げられている。
『行政に危機感、補助金まで…「田舎暮らし」の国策化が進む』(2014年6月6日)
まあ、これは行政の側サイドの過疎化の危機感からの対応が変化したことと、都会人の意識の変化ということから新たなニーズが生まれているようだが、もちろん現代の時代性が反映した別の様々な理由があるだろうと思われる。
そこには、暮らしを最小限のミニマムなものにしても耐えられる、もともとフリーター的な低生活費の暮らしぶりにさほど違和感を持たずにいられる世代が、どうやら登場しつつあることもあるのではないか。
ましては家庭を持つ以前の独り身で、勝手きままに超ローコスト生活をして、出来ればセルフビルドで家らしきものを建て、敷地の傍らに畑を耕して半自給自足的なスローライフを実践したい、という思いを抱いている。生活費は以前貯めておいたなけなしのもので取りあえず賄い、後は近隣でバイトの口を探しその後につなげる。まあ、そのくらいの能天気さを持てる人が、このライフスタイルを実現出来るのだろうが・・・。
ちなみに、『いなか暮らしの本』の最新刊7月号は「千葉・伊豆・岡山で暮らす」で、伊豆での暮らしも紹介されているようだ。~伊豆では、温泉付き分譲地で海が見える景色を楽しむご夫妻、菜園と宅配温泉を楽しむご夫妻+従妹の3人暮らし。~とあるから、まんざら我が生活圏ともそう離れてはいないところが載っているようだ。
→ 『いなか暮らしの本』 Facebookページ
もっとも別荘地の一画に常住している口だから、「田舎」というのが適当かどうかもある。常住者もそこそこいるので、山間地ながら住宅地でもある。そんな半田舎暮らし的な世界で庭の写真を撮っている(blog用に)のだから、生粋の田舎志向派とはちょっと違うのかもしれない。
もともとここへ至ったのには、これら田舎暮らし雑誌を読んでいたわけではないし、今のように関連ブログも知らず、情報はほとんどなかった。ましてや、DIYで小屋がセルフビルド出来るなどという経験もしてなく、自分の家を自分でなどとは考えも及ばなかったものだ。
ガーデニングも庭の土木工事も、ガーデンハウス建築や野菜づくりも、すべてこの地へ越して来てからはじめたもので、もし、今のキャリアが身について遡って土地探しをしていたら、きっと住む家も何もかも違うものなっていたろうと思う。
それも時代の流れと自分の歳の重ね方もあるだろうし、若いうちから今得ている経験と情報が獲得出来ていたら、またそれはそれで、人生は違うものになっていたと思うが、それが人それぞれの境遇や出会いの綾であって、これが自分なのであろう。
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ミニマムライフやスモールハウス、Bライフなどという“寝太郎”さん世界が市民権を得たのは、まさに時代の要請なのだろう。それに、早期リタイアやセミリタイア、シンプルライフ、スローライフなど、過去の時代にはかなりマイナーな志向が今ではある領域では脚光を浴びるほどになりつつある。
ブログの登録カテゴリーにしてみても、こういった部門が人気を博しているようだ。そういう自分もRSSリンクで紹介しているとおり、“寝太郎”さんや“からあげ”君や“かつや”君などのブログ更新を楽しみに読んでいる部類だ。
若い人たちには、これだけの情報や機材や商品やノウハウが既存に手に入るのだから、どんどん田舎へ、山へ、未開地へ出て行ってほしいと思う。ありきたりな生活圏で、ありきたりな生き方を、先の見えるような人生を選ぶのに苦を感じる感性があるのなら、自分の手で開いていくマイライフを求めていってほしいものだと思う。
※当ブログ参考関連記事は、カテゴリーの
●「田舎暮らし」
●「D.I.Y」
●「ガーデニング」
などをご覧ください。
# by martin310 | 2014-06-10 15:45 | 田舎暮らし