30歳になった。
「30代になって、肩の力が抜けて、自然体でいられるようになったんです(笑)」と女優風に言いたいところだけれど、時計の針が1秒動いたところでさほど変わりはない。そんな単純なものではない。そもそも私は女優でもモデルでもないし。
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30歳になったので、思い入れのある会社を見物に行った。
株式会社ベ○ッセコーポレーションである。
(※本社のある岡山県は遠いので東京本部の方に行った。)
断続的にではあるけれど、こどもちゃれんじから進研ゼミ高校講座までお世話になった。
私の両親は教育に厳しいのかいい加減なのか分からない人だった。高校生の時に、学力偏差値が40くらいになってしまい「勉強を頑張りたいので学習塾に行かせて欲しいです」と頼んだら、「高校レベルの授業についていけないバカは、そもそも大学に行く素養がないから、塾に行ってまで勉強しなくて良い!」と却下された。なまじ大卒の親をもつと、こういう目に合う。
進研ゼミは学習塾より安かったのでなんとか許してもらい、教科書と進研ゼミの教材で勉強し、授業の遅れを取り戻した。
いよいよ、全国区の大学を狙える段階になると、「女はいずれ結婚して仕事を辞めるだろうから、学費の安い国公立大学しか認めない」と言われた。
田舎の高校はたいてい国公立大学至上主義なのだけれど、一部の“親が金持ち”な同級生は私大専願で☆MARCH☆等を目指していた。ボンボンどもが、受験科目ではない授業で内職をしたり眠っているのを見て「覚えてろよクソ男どもが!!!」と思いながら勉強した。
両親はガチで“国公立大学しか認めない”主義だったので、「早稲田大学を、せめて記念受験だけでもさせて欲しい」と泣いて頼んだけれど、「もし合格したら絶対に行きたくなるだろうから駄目」と言われ諦めた。
そういうわけで、国公立大学しか受験しなかった。もし不合格だったら死ぬしかないと思っていた。親がケチなせいで、自分より学力の低い同級生が、自分より見栄えのする大学に行くかもしれない、ということが当時は本当に恐ろしかったのだ。
早慶・旧帝大卒以上がデフォなはてなユーザの皆様には、この悔しさ、お分かりいただけますよね?(^O^☆♪
運良く志望校に合格したけれど、こんな事情を知らない人たちに「高学歴は根性が無い」などと言われるたび傷つき、学歴コンプレックスとなってしまったのは確かだ。
えーと、とりあえず、塾とか行かないで国公立大学に合格出来て、18歳という若さで死なずに済んだのは進研ゼミのおかげです、ありがとうございました。少なくとも、20代の大半はとても楽しかったです♪(ステマではありません)
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でも、やっぱり30歳になったのは凹む。0時0分になった瞬間に涙が出るってほどではなかったけれど。(19歳から20歳になった時も凹んだし!)(30歳になったらとりあえず落ち込んだ振りした方がいいんだろ?アァ!?)
ちょうどこんな記事やそのブコメも見ちゃったしね。どーせ?女なんて年齢が全てなんですよ!ハッ!って。
30歳女だけど、結婚したくない
価値のある年齢と自分の心が狭い話。 - チャイ
28歳の時ですら、立食パーリーで楽しく会話していた男性(自称・東○電力社員)に、「そういえば何歳なの?」と聞かれ、「28歳だよ」と答えたら、「なんだ、結構ババアじゃん」って、すーっと去って行ったよね。太めの黒ぶち眼鏡で誤魔化してましたけど、開いてるのか開いてないのか分からないくらいの細い目で、どうせちんこもショボイんでしょ?でも、良かったですね、男性は脱ぐまで分からなくて!!!羊水?卵子?うるせーよ!お前の米青子はどんだけ優秀な・ん・で・す・か!と思った。
今年も、同い年の男性に、「やっぱり女性も30歳過ぎると、子どものダウン症発症率が上がるらしいよ」って言われたんですよ。いやあ、なんだかんだいって親の学力は子どもに影響しますからFラン卒のお前の子どもを作りたい女がどんだけいるんですかねー?っていうか、ダウン症なら愛せないあるいは養えないようなことを公言するお前と誰が結婚したいと思うのかなあ??と思ったけど、微笑んで流すオトナな私!!!(涙目)
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えーと、まあ、さすがの私も誕生日にわざわざ株式会社ベ○ッセコーポレーションの写真を取るためだけに京王多摩センター駅には行かないわけで。
本当はダチ(20代前半)とサンリオピューロランドに行ったんだよ~☆(ゝω・)vキャピ
むしゃくしゃしたからsnidel(たぶん女子大生向けブランド)のワンピースで行ってやったわボケ!!!
はしゃぎすぎて老体にはこたえた。その後、呑み屋で酔っぱらって、「はいはい、若いだけのブスは黙ってろ~!!!」って言ったよね。クズの極みですよ。まあ、30代独身女性ってだけで性格に問題あるだのなんだの言われ始めるわけですから、この際思い切ってやってやれって話ですよ。どうにでもなれですよ。完全に八つ当たりですけどね。最低ですよね。でも本当、この年齢まで結婚出来ないのは性格が(以下略)
その後、すごい長い手紙もらって泣いたよね。
「うっう…うっう…ありがとう…私も大好きだょ…ねえ、彼氏と別れてくれる?うっう…」って。痰がらみの声で。そうしたら、「うーん…ごめん…Pちゃんはち○こついてないから…それは許して…」って。
そうだよね、セックスライフは大事だよね…うん、諦める…うっう…うっう…。
あーーーっ!ち○こ欲しい~~~!!!!!!
(欲求不満的な意味で無く)
というわけで、ち○こがついているだけで、学歴だの所属する会社だの肩書きだけで、ちょっとコミュ力鍛えるだけで、一生、女が寄ってくる男は良いですねー!はいはい、私は女に生まれただけで負け組ですよー!!!と。
(コミュ力を鍛えたければ、生活保護すれすれの崖っぷちになれば自然と身に付きますよ♪)
30代になったせいで急にこじらせ度がアップしてしまいました。
30代になって肩の力が抜けるのは女優かモデルか“VERY”系主婦だけじゃボケカスと。
私なんてバカ正直だからアラサーってブログに書いちゃったけれども、アプリで加工した自撮り写真をアイコンにして「24歳の大学院生です☆就活がんばるぞぉ(^O^☆♪」ってTwitterアカウント作って、下心丸出してDM送ってきた奴を晒すブログ作ってストレス解消すれば良かったよぉ><って。今頃になって、思うよね。干支?ゆとりだから分かんなーい♪って言えばおk!
あーあーあー。
いけすかないことを言うけれど、“負け組”として生きるのは慣れていない。
だから、私の足の爪の汚れを舐めて掃除してくれるくらい溺愛してくれる人か、東京大学あるいはお茶の水女子大学の大学院でジェンダー学を勉強させてくれるくらいのお金持ちな人と結婚して一発逆転したいよー><(笑)
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友だちにお祝いしてもらって、LINEでのメッセージも来たりして有り難すぎるのに、それに加えてちゃんと家族全員から連絡が来るわけですよ。Facebookのアラートなんて無くても誕生日を覚えていて、ぎくしゃくしても臆せずに踏み込んでくれるのは、やっぱり家族なんだろうなあと思う気持ちもある。だから今すぐ、本当に明日にでも、帰りたくなる。
そういう家族を作るのがオトナなのだとしたら、里心を乗り越えてこのまま東京にいた方がきっと良い。あとどれだけ耐えれば良いのか。終わりは来るのか。このまま一生“あいつよりはマシ”と思われるために生きるのが私の使命なのか。ああ!せめて親友も戸籍に登録する制度が出来ればいいのに。
というわけで、引き続き、独身アラサー女性の気の狂いっぷりを実況したいと思いますので、何卒よろしくお願い申し上げます。