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【政治】

特定秘密 国会監視機関 設置法案、審議入り

 特定秘密保護法の運用をチェックするため衆参両院に情報監視審査会を新設する国会法改正案は十日、衆院議院運営委員会で審議入りした。与党は今国会中の成立を目指し、同日の理事会で十二日の採決を提案した。野党は十一、十二両日に質疑などを行う日程に応じたが、採決については即答を避けた。

 自民、公明両党が提出した改正案は、審査会が政府の秘密指定を不適切と判断した場合、指定の解除などを勧告できるが法的拘束力はない。民主党、日本維新の会、結いの党の三党は十日、秘密を強制的に提出させる権限を持たせた対案を共同提出し、与党案と同時に審議入りした。

 与党案は議員八人による審査会を衆参両院に設置。非公開で政府から秘密保護法の運用状況を聴取し、必要に応じ特定秘密の提出を要求できる。憲法の規定により、議員が審査会で知った秘密を本会議や委員会で漏らしても罪に問われないため、与党は衆院規則も改正し、除名を含む懲罰の対象とする方針だ。

 

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