日本のiTunes問題を考える。

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iTunesストアはアプリから映画,音楽そして本まで購入できるAppleが誇るオンラインマルチメディアサービスという位置づけで間違いない。しかし日本のデベロッパーからアメリカンドリームも聞かないし出てこない。

何故だ?日本は先進国で知識も技術もあるはずだ。

気がつかないようだが,システムの仕組みができてきている。これはヤバい。

 

iTunesストアのアメリカと日本の違い。

本場アメリカと日本のアカウント,全然違う。日本はゲーム重視,課金に走りその他のアプリ開発が遅れている。というよりデベロッパーは開発をしているのか?という疑問も感じる。

実際に比べて見てみよう。

iTunes2

iTunes jp

Japan iTunes Store

iTunes6

iTunes4

iTunes3

US iTunes Store

大きな違いはiTunesの内容も濃さも違う。USアプリは人気のあるものが上がり特集などでも紹介される。また,トレンドというものがUSストアにあり,新しいアプリやそのジャンルを出す事で新たなアプリの応援をしている。EDITOR’S CHOICEは後押し,アプリの発掘などを説明してくれる。

 

日本に至ってはその数が少ないのか,カデゴリーを見ても特集なんて見当たらない。

USアプリの日本対応版の押しや広告費用をもらっているのか,某ゲームメーカーの場所の取り合いだ。

iOSが新しくなる以前にこうした問題をなんとかするべきと思う。

メディアの違い

日本は本当にメディアに左右されている。というか,テクノロジーでまともなサイトはあるのだろうか?みんなは何を見てアプリがいい,気になる,やってみたいと思うのだ?

大手の新聞サイトのIT,テクノロジー欄はほぼ外国のITニュースばかりだ。ITmedia,CNN,Techcrunch,Cnet,Lifehacker? つまり海外のニュースを翻訳しているだけ。

それをYahooやGoogle,Livedoor,などが引用してるだけだ。つまりソースもUSなら中身もUS,日本のアプリ開発者などは小さく,また特集程度でしか取り上げられない。

昔からあるゲーム雑誌などはアプリの批判やランク付けをする始末。それはファミコンの流れをそのまましているだけ。ひどい所になると「100個のおすすめアプリ」とか紹介の雑誌を作っている。100個もアプリは使わないだろう。

個人ブログを参考にしている人もまた,,似た道を歩んでいる。しかしディープな情報を知っていたり実戦している分レビューなどは役に立つ(立っている)はずだ。

デベロッパーの弱さ

アメリカでやってみるか!という中から中堅,また大企業に買収されたアプリ会社は山ほどある。それは独自のアプリに特化してそれを形にしたからだ。

日本は少し違う。少しアプリがヒットすると連絡がくる。もちろん大手企業だ。別に合併の話ではない。作れないアプリをあれやこれをいって依頼してくる。もちろん費用もいいのだろうが,気がつけばアプリ制作代行屋になったデベロッパーがいかに多いか。

言われた内容でいいも悪いもわからないアプリなどごまんとある。試しにiTunesストアで「softbank」や「トヨタ」「三菱 」「フジテレビ」などで検索したらいつのまにこんなにアプリがあるのに驚くだろう。全くもって。。無駄な経費だ。

という流れでデベロッパー自身が好きなもの,アイデアを活かせない状態になっている。また,セールに対する口コミも紹介も日本では弱く,評価より批判が先立つってしまってる。

そしてUSで多いデベロッパーのコミュニティは,日本では地域ごとの小さな存在でしかない。ソーシャルも少しずつ仲間など手伝っているが,決定権のある人はソーシャルをしない。

消費社会

日本のいいところはそのインフラにあると思う。コンビニにいけばiTunesカードが山のようにあるし,カード決算も早い。その分IT物価は高めに設定されてるのだが,便利な点をとれば日本は本当に整っているといえる。

その分使う,購入するに意識が弱くなりiPhoneを買った人がほとんど無駄なアプリを購入している。よくある表紙はいいが中身は,,というエロ本のようなものだ。 興味がなくてもあればいいと思い込み高い大辞林などアプリを好んで買う。?そんなに辞書が好きな人種なのか。。?

だれもが進めるものはいいと思い込んでしまうし購入したら満足感に浸れる。しかし無駄だ。私はうまく記事が書けていると思わないし,すごく売りがうまいブログなど山のようにある。こうした情報を含め最近ようやくわかった。消費以外にWebである情報はない。と。

 

日本は技術力はある。しかしその技術を持った人が違う事をしている気がしてならない。私はコードも書けないし,アプリなど作れるはずもない。だけど現在の状態がかなりおかしいことはわかる。

これは結構重要な問題だ。きちんと判断するIT,テクノロジーのサイト,そしてメディアの正しい情報,そしてこれから芽が出そうなデベロッパーをいかに活かすかが社会全体を通して必要になる。

少し希望があるのは,WIREDの日本版やCOORIER japanはその点に重点をおいていることがある。そうしたように日本発のデベロッパーを応援したいと思う。

初めに取り上げたとおり, デベロッパーが大手企業に好き勝手やらされている構図と,メディアの発言が内向きから外にむかないと,今後もヤバいシステムが続くはずだ。

政府に何これとお願いしたいわけではないが,構図を変えれるのはそれくらい力がある機関でないと変わらないだろう。このままいくと日本はIT業界で消えていき,消費されるだけの国になる可能性もある。私はそう思うとすごく怖い。なぜなら日本のiTunesストアは変わっていないからだ。

 

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