続いて、検察官より証拠の番号と内容の確認。メロンブックスで販売された『聖少女伝説』『聖少女伝説2』をメロンブックスの販売サイトで購入した人物の調書、メロンブックスからの調書、被告人方から押収した写真集であることを説明。
中山「いずれも、本件参考資料となった画像が掲載されております」
裁判長の指示で被告人が中央へ。検察官の示す押収したものについて、確かに被告人の所有物であるのか確認する作業。封筒から、ビニール袋に入れられた写真集が次々と取り出される。どのように見せればよいか、中山検察官が動きに戸惑う。
三上「簡単に見せていただくしかありません。発行日などがあれば、被告人に見せてください」
中山検察官が証拠番号を読み上げながら、一つずつ被告人に提示。クールビューティーな表情を崩さない中山検察官。
傍聴席から必死に覗くと『君はキラリ』『プチトマト』『清岡純子作品集』(いずれも80~90年代に出版された少女ヌード写真集)などの奥付を被告人に見せていくのが見える。一通り見せた後に、中山検察官が説明する。
中山「いま見せたものは、いずれもあなたの部屋から押収されたものですか?」
被告人「はい」
中山「本件の画像を描く上で、参考にしたものは含まれていますか」
被告人「含まれています」
三上「あなただけの所有物ということでいいですか」
被告人「そうです、はい」