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上海の中国軍部隊、07年から西側にハッカー攻撃=米企業

2014年 06月 10日 14:01 JST
 
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[サンフランシスコ 9日 ロイター] - 米サイバーセキュリティー企業クラウドストライクは9日、中国人民解放軍の上海にある十二局(61486部隊)が西側の政府機関や防衛関連企業のネットワークに2007年からハッカー攻撃を仕掛けていたとする報告書を公表した。

米当局は先月、米企業にハッカー攻撃を行い企業秘密を盗んだとして、別の部隊に所属する中国軍関係者5人を訴追した、と明らかにした。

クラウドストライクによると、米国の航空宇宙および通信セクターが攻撃対象となった。電子メールを通じて特別な破壊工作ソフトを送り付ける形で「Adobe Reader(アドビ・リーダー)」(ADBE.O: 株価, 企業情報, レポート)や「マイクロソフト・オフィス」(MSFT.O: 株価, 企業情報, レポート)といったアプリケーションに攻撃を仕掛けていたという。

クラウドストライクは、既に米諜報機関にも報告書の内容を伝えたとしている。

同社によると、ハッカー攻撃の一部では「Chen Ping」という個人名で登録されたドメインネームが利用されていた。Chen氏の個人ブログによると、同氏は男性で35歳とみられ、自身を兵士としているという。

在米中国大使館の報道官やChen氏からは今のところコメントを得られていない。

クラウドストライクは、現在はインテル(INTC.O: 株価, 企業情報, レポート)傘下となっているセキュリティーソフトメーカー、マカフィーの元経営幹部らが創業。米政府ともつながりを持っている。

 
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 6月9日、米クラウドストライクは、中国人民解放軍の上海にある十二局(61486部隊)が西側の政府機関などに2007年からハッカー攻撃を仕掛けていたとする報告書を公表した。2013年2月ワルシャワで撮影(2014年 ロイター/Kacper Pempel)
*統計に基づく世論調査ではありません。

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