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経済
1時間でギョーザ1500個、すし4300貫… 食品機械は外食産業の“救世主”!?
外食や小売業界で、業務の自動化・省力化ニーズが急速に高まっている。消費税増税や原材料の高騰への対応でコスト削減に迫られているところに、景気回復に伴う人手不足と人件費上昇が重なったためだ。これを受け、東京ビッグサイト(東京都江東区)で10日開幕した「FOOMA JAPAN2014(国際食品工業展)」では食品機械メーカー各社が最新技術の売り込みに力を入れている。
すし用機械メーカーの鈴茂器工は、装置にご飯を入れるだけで1時間に4300貫のシャリが出てくる「シャリ玉ロボット」を実演でアピールした。すでに大手回転ずしチェーンにはほぼ導入済みだが、最近は「スーパーのバックヤード向けの販売が増えている」(担当者)といい、来場者への説明にも熱が入る。
スーパーの持ち帰り用のすしはパートが手で握っているが、最近の人材不足から問い合わせが急増しているという。
ギョーザ製造機で国内シェア1位の東亜工業(浜松市北区)も、パートやアルバイトが見つからないラーメン店から問い合わせが増えている。ギョーザを作るには腕の良い職人でも1時間で300個が限界だが、同社の装置は1500個作れる。景気が良くなる中で、新店を出したいラーメン店からの受注増を狙う。
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