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ベトナム船 トンキン湾でも中国船と衝突か6月11日 4時40分
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中国とベトナムの間で南シナ海の西沙諸島、英語名パラセル諸島の領有権を巡る対立が続くなか、ベトナムのメディアは、この海域から500キロ以上離れたトンキン湾の領海内でベトナムの漁船が中国の船に衝突されたと伝えました。
南シナ海の西沙諸島周辺では、中国が先月初めに海底の掘削装置を設置したことをきっかけに、撤去を求めるベトナムの船と中国の船が衝突するなど対立が続いています。
こうしたなか、10日付けのベトナムの複数の新聞は、この海域のほかに新たに北西に500キロ以上離れたベトナム北部沖のトンキン湾の領海内で操業していたベトナムのイカ釣り漁船が、今月6日、中国の船から衝突されたり放水されたりしたと伝えました。
記事の中でベトナムの漁船の船長は、「船は警告もなくこちらにまっすぐ向かってきた。船体は白色で、中国の国旗を掲げていた」と話しています。
また、衝突などにより乗組員3人が軽いけがをし、漁船は北部ハイフォンの港に戻ったということです。
中国とベトナムは西沙諸島の領有権を巡って鋭く対立していますが、両国の沿岸に広がるトンキン湾については2000年に双方が領海を画定する協定に調印しています。
それだけにベトナム側からは今回の対立とは無関係のベトナムの領海内で漁をしていた漁船にも被害が出たとして驚きと憤りの声が上がっています。
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