音楽は10分でここまで創れる!アーティストの制作環境と方法がよく分かるムービーVol.1 FOUR TET
「アーティストってどんな機材でどうやって制作してるんだろう?」音楽制作をしているクリエーターはもちろん、日々新しい音楽がリリースされる現代では、リスナーも気になるところではないでしょうか?
そんな疑問にお答えするべく、世界中で活躍するアーティストが自身のスタジオで10分間と言う限られた時間の中で音楽制作にトライするユニークな動画を定期的に紹介していきます。
第1回目は、エレクトロニカを軸に、テクノ、ハウス、ヒップホップ、ジャズ、フォークソングなどの幅広い音楽を取り入れた独自の世界観で人気のイギリスのアーティストFOUR TETによる動画を紹介します。
FOUR TETは、なんとレコードからのサンプリングで制作しています。しかも使用するレコードは、マイケルジャクソンの「Thriller」。すごくチープなレコードプレイヤーからオーディオインターフェイスのRME/FIREFACE UCを経由して、オーディオ編集ソフトのCool Edit Proへ録音を行っています。
レコードとチープなプレイヤーを使用していますが、オーディオの取り込みには、ハイエンドのオーディオインターフェイスFIREFACE UCを使用しているところにこだわりを感じます。
これはパソコンで制作する際に、いかにオーディオインターフェイスが重要な要素かと言うことを表しています。
パソコンへ取り込んだサウンドをまとめあげて曲を構成するために、Ableton/LIVEを使用。モニターは、KRK/ROKIT 5を使用し、鍵盤は使用せずにマウスコントロールのみでオーディオを配置して楽曲を構成しています。
FOUR TETの制作環境は非常にシンプルで、高級な機材といえばRME/FIREFACE UCくらい。どんな機材を使ってもアイデア次第でいい音楽が創れると言う典型的な天才肌のセットです。
FOUR TETの制作方法は、非常に特殊なスタイルではありますが、自分の制作方法と音楽のスタイルを明確にすることで、短時間で素晴らしい音楽を制作できることを教えてくれます。
以前紹介した、”Red Bull Music AcademyワークショップにFour Tetが登場!“の動画でもFOUR TETの制作方法について詳しく説明されていますので、そちらもぜひチェックを!