国際サイバー犯罪の損失、最大59兆円 米報告書 日本は言語で防御?「比較的小さい」2014.6.10 11:40

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サイバー犯罪の損失、最大59兆円 米報告書 日本は言語で防御?「比較的小さい」

2014.6.10 11:40

 米シンクタンク、戦略国際問題研究所(CSIS)は9日、サイバー犯罪による経済損失が世界で年間最大5750億ドル(約59兆円)、少なく見積もっても3750億ドルに上るとの推計を発表した。日本については他の先進国に比べて損失が小さいと指摘。損失を過小評価している可能性と、言葉の壁が犯罪抑止の役割を果たしているとの見方を併記した。

 一般に豊かな国ほどサイバー犯罪の標的になりやすく、損失が大きい国としてドイツとオランダを挙げ、被害の規模はそれぞれ国内総生産(GDP)比の1・6%、1・5%に上るという。損失が小さい国は日本とオーストラリアでGDP比0・02%、0・08%。

 報告書は、日本について、算定方法に問題があり、実際の損失はもっと大きい可能性があることに言及する一方、「外国のハッカーにとって日本語の理解が困難なことが自然と防御になっている」とする日本の当局者の見解も紹介した。(共同)

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