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 東京五輪の主会場となる国立競技場の改築に伴い、13点ある壁画の一部が予算不足で壊される可能性があった問題で、有識者らでつくる保存検討委員会は10日、すべて保存する方針を決めた。

 参加した委員によると、文化的価値の高い壁画を傷つけないよう取り外す技術方法が話し合われ、限られた金額内での工事を検討するという。競技場の作品保存をめぐっては、当初約5億円で全面保存する方向だったが、国の予算が2億3千万円しか出ず、すべて残せない可能性が出ていた。

 国立競技場を管理運営する日本スポーツ振興センター(JSC)は「保存方法を含めて6月末に公表する」としている