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 体は黒いが尾は赤い「アカオクロオウム」が9日、川崎市宮前区のアパートで保護された。国内のペットショップでもほとんど見かけない「珍鳥」。宮前署が飼い主を捜している。

 署によると、9日午前2時ごろ、同区宮崎6丁目のアパートの女性が「入り口にカラスがいて入れない」と通報。警察官が地面にうずくまっていたアカオクロオウムを保護した。体長約60センチで、尾羽の特徴からメスとみられる。頭頂部の羽が抜けているが、体調に問題はないという。

 アカオクロオウムを飼育している埼玉県越谷市の「キャンベルタウン野鳥の森」によると、オーストラリアに生息し、国内のペットショップでの取り扱いは極めて少なく、数百万円の値がつくという。署は飼い主が現れなければ動物園などに引き渡すことにしている。(大賀有紀子)