ＮＨＫ広報局は９日、釧路放送局の３０代の男性技術職員が出張旅費を不正請求していたとして、停職３カ月の懲戒処分を決めたと発表した。

　ＮＨＫによると、この職員は２００６年９月から１３年４月にかけ、国内出張した際に航空運賃を割引購入したにもかかわらず、正規代金を請求して計１５５万円を得ていた。内部調査に対し「差額を浮かせて私的に使っていた」と話し、全額弁済したという。ＮＨＫは「再発防止に向けて職員への指導を徹底してまいります」とコメントした。【鶴谷真】