帝国データバンクは9日、2013年度の全国のガソリンスタンド(SS=サービスステーション)の休廃業・解散数が258件と12年度比で3割増えたと発表した。前年度実績を上回るのは2期連続。低燃費車の普及などでガソリン需要の減少が続くなか、13年1月末までに老朽タンクの改修を義務付ける規制が追い打ちとなった。
今後も地方でSS過疎地が増える可能性が高い。資源エネルギー庁がまとめた調査によると、地域内にSSが3カ所以下の自治体は全国265市町村。SSの経営環境は厳しく、円安によるガソリン価格の高騰で収益が悪化しているほか、経営者の高齢化も課題となっている。
ガソリンスタンド、帝国データバンク