(cache) 中杉　弘のブログ:＜土曜特別連載＞「成吉思汗（チンギス・ハーン）＝源義経だった」これだけの理由。

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2014年01月25日

＜土曜特別連載＞「成吉思汗（チンギス・ハーン）＝源義経だった」これだけの理由。

「中杉　弘のブログ」のテーマソングです。

紀元は２６００年（キングレコードより）

＜土曜特別連載＞
「成吉思汗チンギス・ハーン）＝源義経だった」これだけの理由

　はしがき

　高木彬氏の「ジンギスカンの秘密」を読んだのは、今から30年くらい前だと思います。面白くて、面白くて、それから何回も何回も読み返したものです。
　これに味をしめて同氏の「邪馬台国の秘密」なども貪るように読みましたが、やはり「ジンギスカンの秘密」の面白さには及びませんでした。「ジンギスカンの秘密」、これは小説という形態をとっているので、中身が本当のことなのか、創作なのか判断のしようがないのも事実であり、であるがゆえに後味をひくのでしょう。
　義経ははたしてジンギスカン(チンギス・ハーン)になったのか？物的証拠があれば話は簡単ですが、万人が納得する物的証拠が発見されていないのも事実であり、したがって本書に書いた論はあくまで論であり、証拠が発見されるまでは本書は論としてお楽しみいただきたいと思います。
　しかし、僕は必ず義経・ジンギスカン説は証明されると信じています。それはジンギスカンの墓が発見されれば、数々の証拠が出るはずです。刀・鎧・黄金・守り本尊などです。ただし、ここには政治問題も絡み、墓の発掘は難航するはずです。モンゴル民族の英雄が日本の源義経であったというようなことは、モンゴル側からは絶対認めたくないことだからです。場合によっては、証拠は隠匿されるかもしれません。そのときは、我々は注意深く見守らなければなりません。もし、発掘証拠が隠蔽されるならばますます義経・ジンギスカン説は信憑性が高まると思わねばなりません。
　いま、非常にモンゴルを身近に感ずる人は多いはずで、それは大相撲の両横綱がモンゴル人では当然なことです。両民族はきわめてよく似ています。考えてみれば、先祖に日本人の血が入ればかなりの混血があるはずで、両横綱も、もとは日本人なのかもしれません。
　歴史に関する僕の考え方は、歴史の不思議にぶつかる時は「歴史常識論」という視点で物事をみるということです。たとえば「義経は4年間、鎌倉の兄・頼朝から命を狙われており、それにもかかわらず、希代の軍事天才・義経が、のほほんと鎌倉勢が欧州平泉に攻めて来るのを軍備もせずに呆けて、ついには味方であるはずの藤原泰衡によって討たれてしまった、というようなことが起こりうるだろうか？」という疑問です。「義経の立場にもし僕がいたら、どうするだろうか？」という素朴な疑問が「歴史常識論」の考え方なのです。
　もう一つの考え方は、「歴史文献論」「歴史考古学論」で、これが普通であり、権威ある歴史書に記してあるから事実とする考え方であり、あるいは物的証拠にもとづいて事実を決めていく方法です。こういった方法以外に「『歴史常識論』にたつ歴史理解があってもよいではないか」というのが僕の考え方なのです。

　平成二十年十月吉日

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　中杉弘

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