幸せになるために結婚と出産をしたのに、子どもを”不幸にする親” ”毒になる親” ”毒親”にはなりたくないですよね?
そこで今日は、『小学校に入る前に親がやってはならない115のこと』の著者の立石美津子が毒親予備軍になりやすい行動について語りたいと思います。
■毒親&毒親予備軍にありがちな行動4つ
子どもを生んで親となった瞬間、「愛おしくて愛おしくて仕方がない」「一生守り抜くわ」「幸せになってほしい」などと心に誓いますよね。そして必死に子育て。
ところが、幸せにするための子育てがいつしか真逆の方向へ……。例えば、以下のようなことばかりしていると、子どもが親の毒におかされて、不幸になってしまいます。
(1)子どもを否定する
・「どうして、悪いことばかりするの! そんな子はうちの子じゃない!」と言う
・ただクレヨンを折っただけなのに、「クレヨン折る子なんて悪い子ね」と言う
・「お母さんが毎日どんな思いであなたを育ててやってると思ってんの! いい加減にして~!」と言う
(2)脅してしつける
・ちゃんと聞いていないからと「お耳ついているの」と脅す
・ご飯を残すからと、「大きくなれないよ」「もう明日から作ってやらないからね」などと脅す
・悪さをしたからと、「お父さんからも叱ってもらうからね!」「先生にも悪い子としたって伝えておくからね!」などと脅す
(3)他の子と比較する
・「お友達はちゃんと出来るのに、どうしてあなたは出来ないの!」と言う
・「お姉ちゃんが4歳の時はこんなに出来ていたのに、あんたは出来損ないね!」と言う
(4)子どものやりたいことを禁止する
・「ママはあなたのためを思って言っているの、ママの言う通りしていれば間違いないの」と禁じる
・「ほら、言わんこっちゃない!」と禁じる
どれも、どんなママでもついやってしまいそうなことばかりですよね。しつけの仮面をかぶりながら上記のようなことをするのは、マイルドではありますが一種の虐待!
”精神的な虐待” “優しい虐待”と言えるでしょう。こんな子育てをすると、子どもは中学生、高校生になって自我が芽生えても、小さい頃から親から言われ続けた言葉が心を支配してしまいます。
そして、「どうせ僕なんか」「自分には価値がない」と自らを否定してしまうようになります。これは、自分自身を好きにはなれない、自己肯定感が全く育っていないからです。
■毒親の子どもはいずれ毒親になる!
”虐待の連鎖”という言葉あります。虐待を受けた人が、子どもを持つと虐待をする傾向があるということです。
子どもを生んで、ある日突然、母となる。子育ての仕方を誰に教わることなく、育てる。だから無意識に、自分のされた子育てをする。手本がそれしかないから、こうなります。
ママ自身が親から褒められたり認められたりする経験が乏しいので、我が子をどうやって褒めればいいかさっぱりわからない。
それで悪いところばかり目について、ネチネチと叱ってしまうのです。このような人は、年をとって親がお墓に入っても土の中の”インナーマザー”に心を支配されています。
支配された思考回路に苦しみ、自信がない、前向きにチャンレンジできないまま……。恐ろしいですよね。
自分で連鎖を断ち切るためには、毒親本がとっても参考になります。有名なのは、『毒になる親 一生苦しむ子供』と『不幸にする親 人生を奪われる子供』の2冊。衝撃的な事実が沢山書いてあります。
親が毒親だったママはもちろん、幸せな子どもだったママも優しい虐待、マイルドな虐待に陥ることがないように一度目を通してほしいです。
文章を読むのが苦手な方は、漫画『毒親育ち』と『母がしんどい』が人気でメディアにもよく取り上げているので、ぜひこちらを読んでみてくださいね。
【著者略歴】
※ 立石美津子・・・1961年大阪市生まれ。聖心女子大学在学中、幼稚園教諭・小学校教諭免許を取得、佛教大学にて特別支援学校教諭許取得後、障害児教育に携わる。32歳で株式会社パワーキッズ(教室名:エンピツらんど)を起業。
現在、教室に3歳~小学校3年生まで7,500名の生徒が通う。講演家・作家・自閉症児の子どもを持つ1児の母。
著書に『小学校に入る前に親がやってはいけない115のこと』&『読み書き算数ができる子にするために親がやってはいけない104のこと』(中経出版)、『心と頭がすくすく育つ読み聞かせ』(あさ出版)、『はずれ先生にあたったとき読む本』(青春出版社)がある。
【参考】
※ スーザン・フォワード(2001)『毒になる親 一生苦しむ子供』 講談社