ハノイ=佐々木学、北京=倉重奈苗
2014年6月9日20時50分
南シナ海の領有権問題で中国と激しく対立しているベトナムとフィリピンが8日、南沙(スプラトリー)諸島で軍人同士の運動会を実施した。両国間にも南沙諸島をめぐる争いがあるが、中国に対しては共闘する立場。親善行事で結束をアピールした。
運動会があったのは、ベトナムが実効支配するサウスウエスト島。両国軍の兵士はサッカーやバレーボール、綱引きなどをしたほか、災害時などの連携も話し合った。比軍関係者は「信頼構築に役立った」としている。
一方、中国は反発している。外務省の華春瑩副報道局長は9日の定例会見で「あんな小細工は、せいぜい下手なドタバタ劇でしかない」と批判、両国に挑発的な行為をやめるよう求めた。(ハノイ=佐々木学、北京=倉重奈苗)
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朝日新聞国際報道部
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