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 札幌市地域新聞 ふりっぱーWEB > ふりっぱーPICK UP STYLIST

ふりっぱーPICK UP STYLIST

美容歴11年のラ・フォーレ加藤 さちさん30歳。
休日はドライブに出かけるのが趣味だそう。
日ハムの大ファンで、時々札幌ドームに応援に出掛けるほどの野球好きだそう。

ふりっぱーPICK UP STYLIST ラ・フォーレ 加藤 さちさん
--小さい頃に見た叔父さんの笑顔にあこがれて

私が小さい頃、従兄弟のおじさんが床屋をやっていました。
私は、そのおじさんにいつも髪を切ってもらっていました。
「今日はどの位の長さにするんだい?」と笑顔で聞いてくれるおじさん。
その笑顔はいまでも記憶に残っています。
美容師になったのもきっと、おじさんの影響だと思います。

--接客が得意だと思っていた自分に最初の壁

人と話すのが大好きだった私は、お客様との会話から、スタイリングのご要望などを聞き取りしていました。
そんなある日、美容師になって初めて会話が続かないお客様と出会いました。
当然スタイリングのご希望がどうなのか曖昧となり、お客様に確認する事が多くなってしまい、そのお客様を不快な気持ちにさせてしまったんです。

--困ったときの紙頼み?「雑誌を手にしたお客様に一安心」

壁にぶちあたった私は、会話に恐怖心を覚え、普通のお客様との会話も苦手になりました。
約1ヶ月間はこんな調子で、美容師を続けられるか不安でした。
そんな時、例の無口なお客様がご来店され、驚いたことに私を指名したのです。
全く意味が分からない状態で接客にあたった私は、お客様に雑誌を渡し、「何か読まれますか?」と聞きました。

前回の気まずさを何とかしたい私は、お客様が読まれている雑誌の話題から会話をはじめました。
するとお客様は「あんたは、本当に熱心だね!わたしは、髪を切るときは黙って落ち着きたいんだよ!だから前回もあまり話さなかったでしょ。
でもこれからは、あんたと話すことにしたよ!これからもよろしく頼むね!」と言われました。
その言葉を聞いた私は、涙が流れました。
そして偶然のキッカケとなった雑誌に感謝、感謝です。
今でも、お客様に雑誌を勧めるときに、あの頃の光景を思い出しますね。

ラ・フォーレ 新札幌店
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