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AsMama、異色のビジネス「子育てシェア」確立までの紆余曲折

2014/06/10
矢口 竜太郎=日経コンピュータ (筆者執筆記事一覧

 「今日だけ一時的に子どもを預かってもらいたい」「とはいえ、ベビーシッターを頻繁に利用していると経済的に負担が大きい」。共働きの家庭によく起こるこうした悩みに応えるサービスを展開しているのが、AsMama(アズママ)だ。

 AsMamaの事業を端的に言うと、地域ごとのコミュニティーを作り、そのコミュニティーに所属する顔見知りの間で、子どもを預けたり預かったりすることを支援する。これを同社は「子育てシェア」と呼んでいる。

 「できるなら、ご近所さんや親に一時的に子どもを預けたいが、顔見知りが少なく、親も近くに住んでいない家庭は多い。そういう子育て世帯を支援するため、子育てシェアを広めていきたい」。AsMamaの甲田恵子社長(写真)はこう語る。

写真●AsMamaの甲田恵子代表取締役社長・CEO(写真:新関雅士)
写真●AsMamaの甲田恵子代表取締役社長・CEO(写真:新関雅士)

 子育てシェアの依頼は、同社の「SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)」を利用する。

 AsMamaを取材して、記者は二つの点で面白いと感じた。一つは、そのビジネスモデル。もう一つはビジネスモデルを確立するまでの紆余曲折、特にSNSサイト構築の過程だ。順に書いていきたい。

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