- 尾道・元妻の交際相手を殺害した男の初公判
- 2014年 6月9日(月)
- 去年9月、尾道市で、元妻の交際相手の男性をナイフで刺して重傷を負わせた男の裁判で、検察は、復縁を求めていた男が被害者に恨みを抱いて犯行に及んだと動機を指摘しました。この裁判は尾道市向島町の弁当店経営・保科幸雄被告が、去年9月、尾道市長江の路上で、46歳の男性会社員の首や腹をナイフで刺し大ケガを負わせたとして、殺人未遂などの罪に問われているものです。初公判で、保科被告は「間違いありません」と起訴事実を認めました。続く冒頭陳述で検察側は、「元妻との離婚後、復縁を求めていた被告が、元妻の交際相手である被害者に恨みを抱き、尾行などを繰り返した上で犯行に及んだ」と指摘。一方、弁護側は「元妻と被害者の関係に悩み苦しんだ結果、犯行に至ったもので、被告は被害者に対して謝罪し、真摯に反省している」などとして、情状酌量を求めました。