日本の今を考えるセミナー「本と新聞の大学」 第2期ゼミ生を募集

2013年8月26日 13時24分 (2013年9月16日 09時40分 更新)

 朝日新聞社と集英社は今年10月、教育プロジェクト「本と新聞の大学」の第2期を開講する。

「日本のこれからを考える『知』のプロジェクト」として2012年3月に第1期を開講した同セミナー。実際に現行の日本が直面する課題をテーマに各分野の第一人者が講演を実施し、今の時代を考える道標を示すというものだ。

 第2回となる今回のテーマは「世界の中の日本」。「アジアの軍事管理・軍縮と日本」や「世界における歴史認識と日本」など、各回にタイトルを設け、全6回にわたり矛盾がせめぎあう東アジアの政治状況や、世界の安全保障、不安定さが際立つ世界経済が日本に及ぼすものとは何かなど、日本が抱えるアクチュアルな問題に迫っていく。

 モデレーターを務めるのはコメンテーターとしても人気の政治学者・姜尚中氏と、朝日新聞社 教育コーディネーター・一色清氏。姜氏ら2人に加え、東京大学大学院法学政治学研究科教授の藤原帰一氏、ノンフィクション作家であり評論家の保阪正康氏、慶應義塾大学経済学部教授の金子勝氏、そして朝日新聞編集部員の吉岡桂子氏を各回のゲスト講師に迎え、白熱した講義を展開する。

「参議院選挙が終わり、アベノミクスの功罪が問われ、更には中国経済の減速や世界の新興国でも様々な問題が噴出している。果たして日本を取り巻く東アジアや世界は今後どうなっていくのか。今期ではこうした問題に大胆に切り込んでいきたい」と姜氏。

 受講料は全6回で5万7750円。定員は70名。各回の開催時間は毎回19:00~21:30(講義によって若干変動あり)で、会場は第1回と第6回が朝日新聞社読者ホール、第2~第5回が集英社アネックスビルとなっている。

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