KBS報道本部長 沈没事故で辞意 

入力 : 2014-05-17 15:44:01 修正 : 2014-05-17 15:44:01

KBS報道本部長 沈没事故で辞意 

旅客船の沈没事故をめぐる報道の姿勢をめぐって、韓国KBSでは、社長の退陣を求める声が高まり、報道本部の部長ら18人が役職からの辞意を表明したのに続き、責任者である報道本部長も16日、辞表を提出し、社内に動揺が広がっています。
今回の旅客船沈没事故では、各メディアの報道ぶりをめぐって、国民の批判が高まり、取材にあたったKBSとMBCの記者とカメラマン160人余りが、これまでに、真実から目を背ける報道をしたとしてそれぞれ声明を発表し、遺族ら関係者や視聴者に対して謝罪と反省の意を示しています。
また、KBS報道本部の部長級18人の幹部が16日、公共放送としての責務を果たせなかったとして、謝罪するとともに社長の退陣を求め、そろって役職からの辞意を表明したのに続き、報道の総責任者であるイム・チャンゴン報道本部長も16日、社長に辞表を提出しました。しかし、社長は受理しなかったということです。
一方、旅客船の沈没事故に関連して、不適切な発言をしたとして、辞職したKBSの前報道局長、金時坤(キム・シゴン)氏は16日、「辞任は、大統領府青瓦台の圧力によるものだった。在任中、青瓦台やKBS社長から常に報道に対する圧力を受けた」と述べて、波紋を広げています。
これは、金時坤前報道局長が、16日、KBSの記者で作る報道記者協会の緊急総会で述べたものです。
この中で、金氏は、沈没事故をめぐる対応がずさんだとして国民から批判を浴びている海洋警察に関連して、「救助活動が進められている最中であり、海洋警察を批判する報道を控えるよう、大統領府青瓦台やKBSの社長から同時に受けた」ということです。
また、金氏は、自らの辞任について、社長が「大統領の意思である」として辞任を迫ったと明かしています。
金氏は、今回の沈没事故で、「交通事故の死者数を考えると犠牲者はさほど多くない」などの発言をしたとされ、遺族が猛反発し、9日に役職からの辞意を表明し、報道局長から退いています。

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