KBSとMBCの記者・カメラマン 沈没事故報道で謝罪

入力 : 2014-05-13 10:57:38 修正 : 2014-05-13 16:46:33

KBSとMBCの記者・カメラマン 沈没事故報道で謝罪

旅客船の沈没事故で、取材にあたったKBSとMBCの記者とカメラマン160人余りが、真実から目を背ける報道をしたとして声明を発表し、遺族や行方不明者の家族をはじめ、視聴者に対して謝罪と反省の意を示しました。
このうち、KBSの入社4年未満の記者やカメラマン40人余りは7日、社内報道情報システムに「セウォル号の事故取材に関連し、反省します」と題する声明文を掲載して、遺族をはじめ、行方不明者の家族、視聴者に対して反省の意を示しました。
声明文では、「KBSの記者は、‘記者のごみ’に転落した。我々は現場にいたが、現場を取材しなかった。遺族が救助が適切に行われていないと叫んでいたとき、我々は、現場にいなかった政府と海洋警察の出す数字だけを書き取り、目を背けた」と綴っています。
また、公共放送として、政府の発表を検証し、批判する責任を果たさなかったことを認め、「KBSが災害を主管する放送局として恥ずかしくない報道をしたか、必ず反省しなければならず、遺族と視聴者にはっきり謝罪しなければならない」としています。
一方、民放MBCの記者会に所属する若い記者ら121人は12日に声明を発表し、7日に放送されたMBCのニュース番組で、捜索活動中の民間のダイバー1人が死亡したことについて、「『あせり症候群』にかかった韓国社会が彼を死に追いやったのではないか」と伝えたことについて触れ、「行方不明者の家族を侮辱し、非難した。惨憺たる気持ちで、恥ずかしい」と述べて謝罪しました。
また、声明では、「海洋警察の初動対処と捜索、災害対応システム、危機管理システムなど、政府の責任に関わる報道をMBCは疎かにした。政府の発表をうのみにして報道した結果、誤報を出し、実際の調査状況とはかけ離れた報道を続けた」とし、「行方不明者の家族には大きな苦痛を、国民には大きな混乱と不信を抱かせた」として、謝罪しています。

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