編集委員・大久保真紀
2014年6月9日05時21分
親の虐待などで児童相談所(児相)の一時保護所に入所した子どもの半数近くが過去に保護された経験があることが、日本子ども家庭総合研究所の調査でわかった。保護した後の児相の取り組みが親子関係の改善につながらず、虐待が繰り返される実情が浮かんだ。
研究所は社会福祉法人恩賜財団母子愛育会に所属し、70年以上子どもや家庭の保健・福祉などを研究している。研究所によると、全国の一時保護所に入所する子どもの実態を調査したのは日本初という。
研究所は2013年8~11月、全国129カ所の一時保護所に対し、同年8月に3日以上入所していた子どもについて尋ねた。120カ所が回答し、1088人が該当した。
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