大阪都構想:法定協、委員交代に着手 維新

毎日新聞 2014年06月09日 12時46分

 大阪都構想の制度設計をする法定協議会を巡り、大阪維新の会は9日、中断している議論の再開に向けて、反対する野党委員の交代に着手する。浅田均会長(維新政調会長)は、「不適切な発言」が自民、民主、共産の野党委員からあったとの報告書をまとめ、各会派に通知、19日までに弁明を求める。応じなければ委員の交代を検討する見通し。維新は、反対派委員を維新に交代させ、停滞する現状を打開したい考えだが、野党の反発は必至で実現できるかは不透明だ。

 法定協は大阪府と大阪市の両議員と首長の計20人で構成。現在維新側は10人だが、採決に加わらない浅田会長を除くと半数に満たない。自民、民主、共産は都構想に反対し、公明は慎重な議論を求めている。維新は「法定協は都構想の制度設計を議論する場で、反対論をするべきではない」と主張していた。

 反対派委員の交代は、橋下徹市長(維新代表)が3月の出直し大阪市長選で公約に掲げ、再選後に浅田会長に対応するよう要望していた。法定協は出直し市長選以降中断し、夏までに都構想の設計図(協定書)をとりまとめる日程は困難になっている。【熊谷豪】

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