比較してわかった、Lightningケーブルを買うなら純正がいい3つの訳

2014.06.09 12:30

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iPhone 5sなどを充電する際に使うケーブル、Lightningケーブルはどこのメーカーのものを使っていますか。

端末を購入すると標準で1本ついてはきますが、断線のため買い替えた方や、持ち歩き用にもう一本ということで、非純正品もしくは「Made for iPhone」を取得していないLightningケーブルを使われている方も多いのではないでしょうか。

非純正品もしくは「Made for iPhone」を取得していないLightningケーブルを選ぶ理由は、おそらく価格ではないでしょうか。純正品が2052円(税込)に対して非純正品は100円前後から、と20分の1ほどに価格差があるんですよね。そりゃ安い方を選んでしまう気持ちもわかります。僕も一本安いものを買ってしまいましたから。しかし、正直なところ今では後悔しているんです...。

ということで純正と非純正、両方比較してみてわかった、やっぱり純正もしくは「Made for iPhone」を取得したLightningケーブルを買っておいたほうがいい3つの訳をお伝えしたいと思います。

           

1.iOSのアップデート後の使用が保証されていない


Aamzonで安いLightningケーブルの商品詳細をみると、「iOS 7には対応していません」「 IOS7.1 の対応は保証外」等の記載がされているのを見たことはありませんか。つまり今後iOSをアップデートすると使えなくなる可能性があります。


2.品質にばらつきがある


低価格帯のLightningケーブルのAmazonレビューを参考にしますと、数回の使用で壊れてしまったとか、使用できないなどの低い評価が見られます。そもそもAppleの認証である「Made for iPhone」を取得していないわけですから、製品の品質にばらつきがあるのも当然といえば当然です。


3.充電に時間がかかる


実際に検証してみました。


検証環境:iPhone 5に付属のAC(出力 5V / 1A)で検証しました。計測には『USB 簡易電圧・電流チェッカー RT-USBVA1』を使いました。

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電圧

純正 4.96V

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非純正 4.88V

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電流

純正  0.99A

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非純正 0.83A

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電力(上記数値より算出)

純正  4.91W
非純正 4.05W


純正ケーブルは、ACアダプタのほぼメーカー公表値通りの数値(出力 5V / 1A)であるのに対し、非純正ケーブルはメーカー公表値よりも少ない値を示しており、電圧、電流、電力に差がでています。

次に、iPhone 5のバッテリー残量が1%から80%と100%までの所要時間を計測しました。


1%から80%までの所要時間

純正 7時から8時10分まで70分。

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非純正 16時から17時21分まで81分。

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1%から100%までの所要時間

純正 7時から8時53分まで113分。

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非純正 16時から18時6分まで126分。

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このように、純正と非純正では充電時間に最大13分、約1割程度の差がでました。


まとめ


非純正もしくは「Made for iPhone」を取得していないものは、iOSのアップデート後に使えなくなる可能性があり、また充電時間が長いということはそれだけ時間を損していることになります。

やっぱり安いものは安いなりに何かあるのですね...。安さに惑わされず、ちょっと高くても純正品や「Made for iPhone」を取得している製品を選ぶほうが、長期的な視点でみて安心、お得だといえますね。


(ドサ健)

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