嫁と姑といえば、陰湿な戦い、またはうわっつらの仲良しドラマが多い中で、このコミックはある意味、奇想天外。
言っても解らなければ拳で語り合う。
古い物を認めない精神をたたき直すために戦う
嫁のデリカシーのなさをたたき直すために戦う。
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姑は合気道の師範代。
嫁は空手、テコンドー、キックボクシング、カポエラをはじめとした格闘技のインストラクター。
二人とも強い強い。
戦いのきっかけは、卵焼きの卵の混ぜかたや、小さくなった石けんの使い方、爽ちゃんの習い事など、あらゆること。
まずは口論から始まります。
これもね、お互いが言いたいことをスパッと言っていて気持ちがいいのです。
卵をかき混ぜる嫁を見た姑は
「かたい卵焼きでも作る気かね?」
嫁は
「爽はかたいのが好みなんです」
と、負けていません。
「見なさい!」
と、姑は実演しますが、嫁は
「あーもう。朝は忙しいので卵焼き講座はまたにしてください」
ここまでは、まだまだ穏やかです。
次の姑の一言が嫁に火をつけます。
「未熟者めが」
戦うたびに家はハチャメチャになるけど、一人娘の可憐で可愛い幼稚園児の爽ちゃんや夫の(息子の)武には、戦っているそぶりは見せません。
笑顔で仲良く
「おはようございます」。
戦いあいながらも、お互いへの愛はちゃーんと感じられます。
スッキリと楽しく読める、嫁と姑コミック。
こんなんだったら、大変だけどいいなぁ、とも思う嫁姑の同居夢物語です。
何巻も出ていますが、第1巻が一番おすすめです。
今日はここまで~