99%の駄作、凡作があるからこそ1%の歴史的傑作が生まれる
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国会で「劣悪なマンガを表現の自由という名の下に野放しにしていいのか」といっていた議員がいたけど、こういう人は世にある低レベルなもの、未熟なもの、稚拙なもの、取るに足りないものを市場に出さないようにすれば世の中が「いい作品ばかり」になると思っている、創作活動をしたことのない、単なる客側、消費者の側でしかない人間なんだろうな。
たとえばわかりやすい例だとコミケ。あの空間はそれこそプロ顔負け、あるいは本業のすざまじいレベルの高い作品もあれば、デッサンどころか線もおぼつかない稚拙な作品も一同の場にある。ジャンルもどエロから高尚な思想、下品なギャグ、地道な研究本、その他あらゆる趣味が混在し、だからあれだけの熱気がある。サークルスペースの机半分を確保したら、どんなレベルの人も出展できるし、買う側も選ぶ事が出来る。
しかし、このイベントを「デッサン力がこのレベル以上」「作品の内容はこういうものは認めない」「倫理的、社会道徳的に間違っているものはダメ」などということになったとしたら?それは単なる企業コンペと同じで多くの人が参加する価値がなくなる。多様性を認めない市場はピラミッドの底辺が狭いのと同じで結局高くは積み上げられない。99%の駄作、凡作があるからこそ1%の歴史的傑作が生まれるんだ。
上の国会議員の物言いでなににカチンときたかといえば「出来上がった作品の上澄み、名作とか傑作ばかり集め、それ以下を足切りすればマンガやアニメなどの文化がすばらしいものになる、だから国が規制すべきだ」と思っているおごりだ。
冗談じゃない。多くの価値観や表現を認めたからこそマンガもアニメもここまで日本では普及したんだ。
そんなこともわからない人間に法規制などさせられてたまるものか。
Re:99%の駄作、凡作があるからこそ1%の歴史的傑作が生まれる
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中野 さん |
famよ、たぶんアンタの作った同人ソフトは「月姫」「東方」「ひぐらし&うみねこ」みたいな輝かしい実績を残す事など無く大多数の同人ソフトと同じく「下積み」として消えていくと思うが気にせずに頑張ってくれよ
(Jun 9, 2014 09:49:11 AM)
と、ゲーセンの便所でカツアゲにあって以降、ゲーマーを激しく憎むようになった無職ひきこもり中野さんの
戯言でした。
(Jun 9, 2014 11:23:32 AM)