ゴッホの耳、復活。直系のDNAから培養
切り落として娼婦に届けたはずの左耳が、百余年の時を経て、復活。
アーティストのDiemut Strebeさんが、ヴィンセント・ヴァン・ゴッホの子孫のDNAからゴッホの耳っぽいものを再生しました。
最初はゴッホ本人のDNAを封筒から採取してつくろうと思ったんですが、うまくいかなくて断念。
代わりにDNA提供をお願いしたのは、ゴッホの弟テオのひ孫の子に当たるLieuwe van Goghさんです。男系の直系ですからY染色体はじめ遺伝子の16分の1はゴッホと同じ。おおいいさ、いくらでも使ってくれって、ひとつ返事でOKくれたようです。
そこから培養した生きた細胞(培養軟骨)を、コンピュータでゴッホの耳と同じかたちに成形しました。養液に浸しているので、理論上は、何年も生きたままキープできます。
このゴッホの耳、音も聞こえるんですってよ? マイクに向かってなんかしゃべると、その音響信号をコンピュータがリアルタイムで神経刺激に変えて、耳に届けてくれるんです。
なんか不思議。作品タイトル「Sugababe」、ZKM (ツェット・カー・エム)メディア美術館にて2014年7月6日まで展示中です。
Omar Kardoudi - Gizmodo SPROID[原文]
(satomi)
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