"伝説のB-BOY"CRAZY Aは欽ちゃんファミリーだった!?
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渋谷・シネクイントで3週間限定レイトショーとして上映されている、映画『プラネット B-BOY』。ブレイクダンスの世界三大大会の一つである「バトル・オブ・ザ・イヤー・ファイナル」に挑戦するために各国から集まった若者たちの、大会に至るまでの舞台裏を描いたドキュメンタリー作品である本作の公開を記念し、1月16日、渋谷PARCO Part1公園通り広場イベントスペースで、ソロダンスバトルが開催された。
K DUB SHINEをMCに迎え、CRAZY A、元Folder5のAKINA、宮内美妃、河村舞子が審査員として参加。週末の渋谷ということで、偶然に通りかかった多くの人が足を止め、熱い視線が集まる中、ダンスバトルがスタート。参加者は20歳前後の11人で、内一人がなんと女の子。一人3分ほどの持ち時間の中で、ヘッドスタンドやダウンロックなどの技を盛り込みながら、それぞれが自分のダンスをアピールした。
第一次審査で11人から4人に絞られ、第二次審査として4人が再びダンスを披露。最終的には、音楽を巧みに使ったパフォーマンスのARA(24)が1位に選ばれた。
総評を聞かれた審査員のAKINAは「(参加者の中には)見せ方を分かってる人もいて、最高に楽しませてもらいました。本当にみんなが楽しそうに踊っていて、いろんな表現の仕方があるんだなと気付かされました」とプロ目線で感想を述べた。
ダンスバトルに引き続き、会場をシネクイントに移して行われた受賞式&トークイベントには、トークバトルの1位~4位までの入賞者と、K DUB SHINE、CRAZY A、宮内美妃が登壇。日本で初めて「B-BOY」と呼ばれた人物といわれるCRAZY Aは、「昔はヒップホップを知っている人自体が少なかった。この20年ぐらいでだいぶカルチャーとして飛躍したよね。昔、風見しんごさんがダンサーをつけてブレイクダンスを踊っていたころ、バックダンサーの一人が辞めるっていうで、助っ人で入ったのよ。風見さんの全国ツアーについていけば、全国のやつらとダンスバトルできるなって下心もあって。だから、僕は一時期"欽ちゃんファミリー"に入りましたね」と日本におけるヒップホップカルチャーの普及に感慨深げ。
また、映画についてK DUB SHINEが「ブレイクダンスの国際的なコンペディションがあるということも知ってもらえるし、ダンスはもちろん、合間のインタビューも見所がある」と語ると、CRAZY Aも「ブレイクダンスは究極の芸術。生で見れば、一番惹きつけられるダンス」と魅力をアピールした。
ダンスバトルで優勝したARAも、商品の「プレイステーション3」と「STUSSY」の洋服を手に、「今日、多くの観客の中で踊る機会があって、本当に興奮した。今後、日本でもこういった大会を行ってほしいし、自分たちの世代が引っ張っていきたい」と語り、CRAZY AやK DUB SHINEといったヒップホップカルチャーの先駆者と固い握手を交わした。
映画『プラネット B-BOY』は、1月29日までシネクイントで上映中。
公式HP<http://enet-dvd.com/enet/b-boy/>
こっちゃん新譜は来週発売。
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