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サイ・ゴダード(3月18日)
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【スポーツ】<首都スポ>向上革命だ2014年6月8日 紙面から
第96回全国高校野球選手権(8月9日開幕、甲子園)神奈川大会の組み合わせ抽選が7日、横浜市の青少年センターで全国のトップを切って行われた。今春の関東大会で準優勝した向上は「革命」を今季のスローガンに、悲願の甲子園初出場を目指す。2回戦から登場し、初戦で横須賀総合−県川崎の勝者と顔を合わせる。神奈川大会は7月12日に開幕し、30日の決勝で190校の代表が決まる。 向上にとっては、プロ選手を7人輩出しながら、いまだ見ぬ甲子園。夏は過去に2度の準優勝。オリックスなどで活躍した高橋智を擁して桐蔭学園と決勝を戦った1984年から、ずっと抱いてきた、ことしこそは…の思いが、この夏はとくに強い。 春の県大会準決勝で東海大相模を破り、決勝は横浜に負けたが、2011年以来2度目となった関東大会で初勝利。エース右腕、高橋裕也投手(3年)を中心に守りも堅く、神奈川から出場の横浜、慶応、東海大相模が初戦敗退する中で決勝まで進んだ。自信をつけた一方で、油断はない。「追われる立場になったと言われますが、挑戦者としての気持ちは変わらない。ちょっと前の関東大会が昔のことのように感じるのは、前に進んでいるからだと思う」と菅野赳門主将は言う。 選手たちが考えたチームの合言葉は「革命」。菅野主将らが春の大会の前に平田隆明監督(39)のところに持ってきた。「ことしのチームは、革命を起こしてくれる気がする、と昨年10月に自分の日誌に書いたんですよ。そしたら選手も、革命って言ってきた。俺も同じこと考えてたんだぞって言いました」。監督と選手の思いが一致した。 主将の菅野、安達鴻希捕手、三廻部(みくるべ)憂磨外野手、田村将太内野手と昨夏の主力4人が残った。リードオフマンの三廻部、関東大会で3番を打った菅野が攻撃の中心。投手は高橋のほかに、関東大会で好投した長身左腕の日名子広大投手(3年)の成長が著しい。春は3年生を優先して使うのが恒例のため、ベンチから外れていた2年の大塚斗頼外野手らがここに加わってくる見込みだ。 グラウンドはサッカー部、ラグビー部と共用だが、効率よく練習。昨秋から取り組んでいる、練習後にもちを食べる体重増量計画で、平均で10キロほど増量。たくましさを増した菅野主将は「自分たちの代で、革命を起こしたい。向上の歴史を塗り替えたい」と力強い。部員111人の「革命の夏」が始まった。 (小原栄二) ◇ 首都圏のアスリートを全力で応援する「首都スポ」面がトーチュウに誕生。連日、最終面で展開中 PR情報
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