中日スポーツ、東京中日スポーツのニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 中日スポーツ > ゴルフ > 紙面から一覧 > 記事

ここから本文

【ゴルフ】

小田孔明バースデー2位浮上

2014年6月8日 紙面から

◇日本プロ選手権日清カップ<第3日>

 ▽7日、兵庫県西脇市、ゴールデンバレーGC(7233ヤード、パー72)▽曇り、気温24・4度、風速0・6メートル▽賞金総額1億5000万円、優勝3000万円▽67選手▽観衆5575人

 36歳の誕生日だった小田孔明が7バーディー、2ボギーで、この日のベストスコアタイの67をマーク。通算7アンダーに伸ばし、李京勲(イ・キョンフン)=韓国=とともに首位に1打差の2位に浮上した。トップは3位から発進し69で回った手嶋多一(45)=ミズノ=で通算8アンダー。前日首位だった大田和桂介(25)=麻倉GC=は82と崩れ、通算4オーバーの37位に後退した。

 優勝に向かってスコアを伸ばさなければならない3日目に、小田孔が終盤2ホールで見せた。17番では2メートルを沈め、18番はピン手前3メートルを一発で決める連続バーディー締め。実はこの日の快進撃は、スタート前の心身のほぐれが奏功した。

 まずは「体」のほぐれ。予選2日間はスイングで肩が深く入らなかったため、前夜と朝、トレーナーに全体重をかけてもらうほどハードにマッサージをしてもらった。そのかいあって、体がよく回るようになり、ショットにさえが戻った。

 そして「心」。1番ティーグラウンド上で誕生日であることを紹介され、大きな拍手に包まれた。「おかげでだいぶほぐれました。オーバーパーにはしたくないと思った」と奮起し、連日目標にしている67をクリアした。

 今年は日本タイトルを取って賞金王になることが目標。一昨年の日本プロと日本オープン、昨年の日本オープンで、いずれも優勝に届く位置で最終日を迎えながらV逸した。今度こそ、の思いが強い。その一方で、好材料も。2週前の関西オープンで優勝した舞台は、同じ兵庫県内。そして今大会の開催コースは、08年にローカル大会の南都オープンで勝った思い出の地。「兵庫県は相性がいいし、(コースにも)いいイメージがあります」という。

 最終日はくしくも同じ福岡県田川市出身の手嶋と同組。「多一さんには悪いけど、勝たせてもらいます」と気合十分。「明日勝って、(自分で誕生日を)祝います」と笑った。(櫛谷和夫)

 

この記事を印刷する

PR情報

おすすめサイト

ads by adingo




中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ