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【大リーグ】

イチロー、珍しくけん制死 青木とWBC以来の再会で「かわいい後輩」

2014年6月8日 紙面から

◇ヤンキース4−2ロイヤルズ

 【カンザスシティー穐村賢】ヤンキースのイチロー外野手(40)は6日、敵地でのロイヤルズ戦に7番右翼でフル出場し、4打数1安打。第3打席までは3タコで打率も一時2割台に落ちたが、9回のこの日最終打席で右前安打を放ち、3割台に戻した。9回出塁時には珍しくけん制で刺され、「(相手投手のけん制モーションが)速かったですね」と淡々と振り返る中に、悔しさをにじませた。一方、ロ軍の青木宣親外野手(32)は1番右翼で4打数1安打。公式戦で野手の第一人者、イチローと対戦するのは初めてで「メジャーで同じフィールドでプレーするのは一つの夢だった」と感慨深そうだった。試合はヤ軍が4−2で競り勝った。

 走塁のスペシャリストでもあるイチローが珍しくけん制球で刺された。9回先頭で右前安打を放った後、次打者ロバーツの時にこの回から登板した救援右腕ロドリゲスにしてやられた。

 フルカウントでスタートを切ろうとしたのか、逆を突かれ、頭から戻ったがアウト。際どいタイミングだったが、「(塁審の)コールはアウトですから、とりあえず(ベンチに)戻るのがマナー」と潔く自軍ベンチへと引き揚げた。ただ、ダメ押しの点につながる可能性もあった無死の走者だけに、ベンチに腰掛けたときにはさすがに渋い表情を見せた。

 試合前にはWBCの戦友、青木からあいさつされ、「かわいい後輩。大輔(松坂)とはちょっと違いますが、単純に頑張ってほしい」とエールを送った。

 

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