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陥落さしこ「すごくすごくすごく悔しい」

総選挙後、舞台裏で涙を流す指原莉乃(中央)。左は峯岸みなみ、右は高橋みなみ
総選挙後、舞台裏で涙を流す指原莉乃(中央)。左は峯岸みなみ、右は高橋みなみ

<第6回AKB48選抜総選挙>◇7日◇味の素スタジアム

 速報1位で連覇を狙ったHKT48指原莉乃(21)は2位となり、「悔しい」と本音を口にした。一方で初めて1位になった渡辺麻友(20)を全力で支えることも宣言した。指原率いるHKT48メンバーは宮脇咲良(16)が11位で初の選抜入りを果たすなど大躍進。後輩たちは指原への感謝を口にし、ともに悔しさをみせた。

 前田敦子も大島優子もたどり着けなかった連覇の景色が、ただ見たかった。高橋みなみに支えられながらステージ裏に戻った指原は、号泣していた。円陣の中央で1位の渡辺が演説する姿を少し離れたところで、目を真っ赤にして聞いた。昨年に続き、投票開始直後に渡辺に約1万2000票の大差をつけたが、差し切られた。ステージでは涙をこらえながら「正直、すごくすごくすごく、悔しいです」と感情をあらわにした。

 女王として責任感を持ち続けた1年だった。アイドルを、48グループを愛するからこそ自ら立ち上がった。岩手で起きた事件。通常、グーグルプラスなどSNSの更新はメンバーに一任されているが、事件に衝撃を受けたメンバーは戸惑いもあって、自然と更新を自粛する傾向にあった。

 AKB48過去最大の危機に突破口を切り開いたのが指原だった。事件から2日後。メンバー全305人の中で真っ先にツイッターで胸の内を発信した。「(握手会の)家庭的な感じが私は好きでした。警備がより厳重になるそうですが、それでもあの家庭的な感じは残してほしいです」。

 直談判だった。秋元康総合プロデューサーにメールを送った。「私たちからコメントを発信していってもよろしいですか?」。ファンが不安を抱き始めていることが分かっていた。「そもそも自粛させているつもりはないが、本当に皆が更新しにくい状況ならば、指原が思うようにやればいいよ」と助言した秋元氏は以前から「指原はファンの気持ちが良く分かってる。だから、ファンが喜ぶアイデアがポンポン出てくる」と認めていた。

 連覇の壁は高かった。それでも指原は「ちょっと挫折があった方がストーリーとしていいと思う。来年は絶対に1位になります」と早くも奪還を宣言した。HKT48、48グループ、何よりファンのために。指原はまだまだ走り続ける。【大友陽平】

 [2014年6月8日7時50分 紙面から]

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