びわの実
2008年 03月 29日短大時代、ゼミ室の窓から大きなびわの木が見えた
夏になる少し前に、あの淡いオレンジ色の可愛らしい実が
たわわに実っていたのを思い出す
当時はそれをとって食べようとはまったく思わなかったけれど
今ならきっと食べちゃうだろうな~(美味しいかは?だけどね)
びわは実を食すだけでなくその葉っぱが様々な万能薬として使われる
その大きな種ですら粉末にして食べるのだとか・・・
我が家の近所にも大きなびわの木があって
その季節になると実がたくさん生っているのだけれど
そのおうちではびわの実を食すことはないみたい
夏みかんや金柑、柿、ざくろ、花梨、梅なども
収穫している様子はない
なんだかもったいないな~と思いつつ
ほとんどは鳥達の食料となっているようだ
それもまたある意味、自然に還すということではあるけれどね
旦那さんの両親は本家にある大きな夏みかんで毎年マーマレードを作る
完全無農薬だから安心、それにその苦味がとっても美味しい
わたしの父の実家にも大きな柿の木があって
秋になると収穫しておすそ分けしてくれる
わたしが赤ちゃんだった頃は大きなイチジクの木もあったそうで
母はそれをもいで食べていたのだそうだ
わたしも遠い記憶の中に微かに覚えている
日本に昔からある果物を最近は好んで食べている
外国産の果物より甘さも優しく身体にも優しい気がする
ほんのり甘いその実を食べるたびに
またその季節が巡ってきたのを感じるのだと思う
年を重ねると若い頃にはまった興味のなかったことが
当たり前のように身体や心に入ってくる
大人になるとニュースを見たり、新聞を読んだり
ゴルフや大相撲を真剣に観たり(笑)これは人によるけれど
社会の動向が気になるようになる
自分達の生活が今後どうなっていくのかが気になるのだと思う
社会人として知るべき知識を最小限でも理解する
それは専業主婦のわたしにとっても必要なことだと思っている
大人の世間話ってそういった社会動向の話も案外多い
知らないと恥ずかしいことも結構たくさんある
いつから大人の仲間入りをしたのだろう
人の親となっていないわたしはどうやって大人になったのだろう
それはやはり人と人の関わり合いの中で少しずつ得たものなのかな?
■
[PR]
by lucca_precious | 2008-03-29 12:58 | scene