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“原発事故で仕事減”うその請求疑い男逮捕6月2日 12時27分
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東京電力福島第一原発の事故による風評被害で、福島県内のホテルなどへの人材派遣の仕事が減ったとするうその書類を東京電力に送り、およそ400万円の賠償金をだまし取ったとして、横浜市の男ら2人が詐欺の疑いで逮捕されました。
警視庁は、男らのグループが2000万円以上の賠償金をだまし取っていたとみて捜査しています。
逮捕されたのは、横浜市の自称アルバイト、浅野博由容疑者(44)と、東京・台東区の無職、佐川寿美容疑者(46)です。
警視庁の調べによりますと、2人はおととし6月、福島第一原発の事故による風評被害で、福島県内のホテルや旅館にコンパニオンを派遣する仕事が減り、事故の後の10か月間に売り上げが落ち込んだなどとうその書類を東京電力に郵送し、賠償金およそ400万円をだまし取ったとして詐欺の疑いがもたれています。
警視庁によりますと、調べに対し2人とも容疑を認めているということです。
原発事故の賠償は、国などが出資する「原子力損害賠償支援機構」から公的資金が投入され、東京電力が請求の審査を行っていますが、2人は実態のない人材派遣業者の名前で賠償を請求し、偽造された確定申告書などを添付していたということです。
警視庁は、浅野容疑者がほかの複数の人物とともにうその請求を繰り返し、2000万円以上の賠償金をだまし取っていたとみて捜査しています。
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