左打席に立つだけで、
景色は違って見えたんだ。
おはよう、0人目の友達。
スポーツの世界において、利き手というのはスポットが当たりやすいです。例えば野球なら選手名鑑に『右投げ・右打ち』と利き手が書かれています。
そして日本には圧倒的に右利きが多い! 何気なくスポーツを始めると、ほとんどの人が右手でプレイするんじゃないでしょうか?
僕も小学生の頃バスケットを始めたときは、無意識に右手でシュートを打ち始めました。サッカーも無意識に右足で蹴っていたし右足の方が蹴りやすい。野球の打席も、何の迷いも無く右打席に立っていました。
だって、右利きだから。
でも、スポーツを観戦していると左利きの選手は意外と多い。野球なんて左と右が均等にいるんじゃないかと思うくらい、当然のように左ピッチャー左バッターを目にします。
右利きが世の中に多いことは明らかな事実なのに、野球に関しては左が多い。
これはなぜか? 左利きが有利なんじゃないか?
という話を武井壮氏がしていたので、この記事では左利きの優位性について語ってみたいと思います。
左利きに強制してみる
武井氏は、小学校五年生の時に手も足も左利きに直したらしいです。あらゆる動作を左に置き換えて練習した。慣れるまでには1ヶ月くらいかかったとのこと。
あれ? 思ったよりも短い。
武井氏いわく、「全ての感覚が慣れなので、少しでも早いうちに変えた方が良い」とのこと。今からでも、小さいなことから左に直してみてどれくらいで慣れるのか試して欲しい、と。
僕もガラケーを使っていた当時、ある理由から左手で文字入力をしていました。いつから慣れたのか覚えていないですけど、毎日左手で操作していると1ヶ月掛からなかった気がします。これくらいのことなら、わりと短い期間で逆手を使えるようになるみたいです。
是非、ちょっとしたことを左手に変えてみてほしいと思います(個人的にはケータイの操作がオススメ)。短い時間で慣れますし、右手と左手両方使えると便利にはなっても損はないですよ。
野球は左が圧倒的有利
野球という競技は、左右の違いが明らかに出やすいスポーツの1つです。そのなかで左が圧倒的に有利だということはデータが証明しています。
例えば、あらゆる部門の最多を左の選手が取っている。最多本塁打、最多安打、最多盗塁、最多勝利……
野球を知らない人でも知っている選手だと、王貞治、イチロー、松井秀喜など
圧倒的に右利きの選手が多い中で、左打ちの選手に名選手が多い。
これだけでも充分、左打ちに何かしら優位な点があることの証明にならないでしょうか?
ちなみに、イチロー選手も松井選手も左打ちに変えた選手です(投げるほうは右手)つまり、意図的に左打ちを作った選手なんですよね。
名将と言われる野村克也監督も、似たような実力の選手が居た場合『左投手>右投手>左打者>右打者』という優先順位で獲得すると著書に書かれていました(打者よりも投手が優先)
左打ちが有利な理由 ①1塁ベースに近い
武井:「間違いなく左の方が有利、打率に関しては」
左打者の方が右打者に比べて約1歩1塁ベースに近いです。これがあると単純に、内野安打の数が多くなります。右打者が後一歩でセーフになっていた場面が左打者だとセーフになる。そう考えると、安打を稼ぐことに関して左打者の方が有利だということが分かると思います。
1番この長所を活かしているのは間違いなくイチロー選手でしょうね。
また、左打者・俊足、というだけで相手の守備は焦りますからミスをする、エラーをする可能性も高くなる。結果的に、左打者は塁に出れる可能性が高くなります。
左打ちが有利な理由 ②左対左が不利ならば右打者は常に不利
武井:「(左対左は打者不利)だとしたらですよ、右バッターは右ピッチャーが多いんだからずっと不利なわけじゃないですか。左バッターはもうその時点で有利になるはずなんですよ」
野球の世界での常識として左投手対左打者は左バッター不利とされています。
これは、左打席に立って左投手の球を見ると、自分の体に近い位置から球が出てくるので、球の出所が見難く打ちづらい……のだと思います。たぶん!
(調べても明確な回答が無かった、左投手が稀少なので慣れていない。という話もあります)
左のサイドスローともなれば左打者の背中側から球が出てくるので、余計に打ちづらい!!
でもちょっと待った。
右投手対右打者にも同じことが言えるんじゃないか?
むしろ、右投手の方が圧倒的に多いのだから、右打者は常に不利な立場に立たされることになる。じゃあ、左打者の方が不利が少ないじゃないか!
『右投手は多いので右打者は不利に慣れてる』というのならば左打者も右投手に慣れているのは同じ。しかも有利な立場に慣れているのだから右よりも圧倒的に打ちやすいはず!
左投手は苦手になるけれども右投手が多いならそれほど大きな問題ではないんじゃないか。
この辺りは「慣れ」の話しになってきますけどね。
昔は左投手が少なかった故に左投手というだけで圧倒的に有利だったとも言われていますし、現在『左対左』が打者不利なのかどうかは曖昧でありますけど、今でも右投手が多い現状は変わっていないので、対戦する多くが右投手であるのならば左の方が有利なんじゃないか、と思います。
他の競技でも左は有利
野球ほど左右の優位が出るわけではないですけど、バスケットやハンドボールにおいても左利きは少なからず優位です。例えば左手でシュートを打たれると、普段右利きの選手のシュートが多いので、ブロックがしにくい。
ハンドボールではシュートモーションに入られると、慣れで右手のシュートに対応してしまうので、右手で投げるフェイントをかけて左手でシュートされると止められないらしいです。まぁ、全て慣れの話しなんですけどね。
サッカーにおいては左利きというだけで、右利きの選手とはプレーの選択肢が違ってきます。左サイドに左利きの選手がいれば縦(ゴール方向)に突破してクロス(センタリング)を上げるプレーが多くなってきますし、右利きの選手がいればカットイン(中央方向にドリブル)するプレーは多くなります。
これは有利というわけではないんでしょうけど、左利きの選手の方が稀少なことを考えると、チームの方針によっては左利きというだけで貴重な選手になりますね。
もちろん、両手両足を完璧に使いこなせるのが1番最強なんですけどね(笑)
左利きなだけで一歩リード
武井:「左利きは天下取りやすいんだろうな、と」
世の中には圧倒的に右利きが多いにも関わらず、特に野球においては左のタイトルホルダー、左打ち(左投げ)の名選手が多いです。単純に左右の比率でいえば異常な数字。
故に、もしプロ野球選手を目指すならできるだけ早く左利きにしてみることが、少しでも可能性を高めることになるのではないか、ということです。
他の競技においても、左利きの選手は右利きに比べて少ないですから、対峙した際の『慣れ』という点では、左の方が有利で間違いないと思います。
チームメイトとのポジション争いでも相手との勝負においても、周りに右利きが多ければ多いほど左利きは一歩リードなんじゃないかな?
単純に、左利きってカッコイイし!!!!!
レフティーとかサウスポーとか言われるし!!!!
とりあえず、今日から僕はスマホを左手で操作します!
右手で持って、左手人差し指でチマチマ・・・
ヌラヌラと光る。