宮内庁は8日午前10時55分、三笠宮ご夫妻の次男・桂宮さまが逝去された、と発表した。66歳だった。桂宮さまは天皇陛下のいとこで、皇位継承順位は6位。

 宮内庁によると、桂宮さまは8日午前9時すぎ、東京大学付属病院に救急搬送されたが、既に心肺停止の状況だったという。会見した西ケ広渉宮務主管と名川弘一皇室医務主管によると、死因は急性心不全。

 桂宮さまは1971年に学習院大学法学部政治学科を卒業。同年から73年までオーストラリア国立大学大学院に留学後、74年から85年までNHKに勤務した。

 88年1月には独身皇族として戦後初めて新宮家を創設した。だが、その年の5月に急性硬膜下血腫で倒れて以降、療養を続け、最近も発熱などで入退院を繰り返していた。