2014-06-07
生活保護、160万世帯突破 受給者も最多の217万人
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厚生労働省は4日、全国で生活保護を受けている世帯が3月時点で160万2163世帯となり、初めて160万世帯を超えて過去最多となったと発表した。前月から3345世帯増えた。
受給者は前月比4758人増の217万1139人で、過去最多を更新した。低年金などの影響で、生活保護に頼る高齢者が増えているためとみられる。
厚生労働省」:被保護者調査(月別概要:平成26年3月分概数)
生活保護受給者が過去最多を更新した理由として≪低年金などの影響で、生活保護に頼る高齢者が増えているためとみられる≫と上記記事では記しています。≪≫内の見解は、主語がありませんが、厚労省のものと思われます。
高齢者世帯の1年前(平成25年)の3月の受給者数は70万4042人でしたが、今年の3月には74万4355人と世帯増加数、受給世帯類型ともにトップです。現行の年金制度がいかに多くの高齢者の生活を維持していくのに十分機能していないかを示しているものと考えていいでしょう。そして、生活保護制度も事実上は、年金や医療と同様高齢者を主たる対象とした社会保障制度の一つであり、年金制度を必要最低限度に補充する位置づけにあります。したがって、生活保護バッシングで言われているような就労できるのにしていない若年層を主たる対象にした制度ではないことは明らかです。生活保護バッシングで生活保護基準が引き下がりましたが、その実害を受けるのは就労が困難な高齢者が大半ということになります。
生活保護バッシングをしたがる人は、このような事実には意図的に目をつぶり下記のような個別事例の記事だけをクローズアップさせていろいろと言ってくるわけですから始末が悪いんですよね。
ドラッグストアに押し入ったとして、警視庁小岩署は6日、東京都葛飾区、無職の男(75)を強盗容疑で現行犯逮捕したと発表した。
発表によると、男は5日午後8時20分頃、江戸川区西小岩の「どらっぐぱぱす西小岩店」で、女性店員(18)にナイフを突きつけて脅し、レジから約5万円を奪った疑い。
自転車で逃走しようとしたが、店先で男性店長(25)に取り押さえられた。調べに「生活保護費をパチスロで使い果たしたのでやった」と供述している。
生活保護費をギャンブルに使ったことを上記記事が強調したいのは明白で、生活保護バッシング派の読者に阿る記事構成です。生活保護受給者はすべてこうだと生活保護バッシング派が「喜ぶ」(?)あるいは生活保護改悪を言い出す材料なるような記事ですね。もし、生活保護バッシング派が生活保護受給者は多かれ少なかれこのようなギャンブルに興じたり強盗等の事件を起こしたりするような輩ばかりだというなら、このような記事が約217万件起こっていてもおかしくないわけですが、そうなっていないところを冷静に考えれば生活保護バッシングなんて恥ずかしくてできないと思うのですが、どうなのでしょう。